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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月23日

行事の視覚支援

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。


 行事の視覚支援については香川大附属養護の坂井聡先生(現香川
大学)の実践を知りました。

 坂井先生の場合は、校長先生の話や来賓の話をパワーポイントで
視覚化してビデオプロジェクターでスクリーンに上映する、という
ものです。

 私も真似したいよなあ、だいたい、校長先生の話なんて言っても、
子どもはほとんど聞いてないよなあ(教師もやけど)、誰のための
行事かなあ、なんてことを思っていました。

 今月の朝会の司会があたったのでちょっとやってみることにしました。

 私の場合は、私自身もパワーポイントもあまり使ったことがないし、
もちろんHyperCardを使えば同じようなこともできますが、どっちにしても
スキャンコンバータ(パソコンの画像出力をアナログテレビに出す装置)
もなけりゃ、パソコンから直接入力できるプロジェクターも無い。でまた
「kingstoneやからできるんや」という言葉も聞きたくない、ということ
でこんなふうにしてみました。

 まず朝会のスケジュールを横長短冊形に切った模造紙に書き、移動式
ホワイトボードに貼っておきました。

 1.○年生の演技
 2.教頭先生の話(今日は校長先生は出張)
 3.校歌
 
 で、1つ終わるたびに短冊をはがしていきます。

 また「教頭先生の話」では、あらかじめ教頭先生に原稿をもらって
おき(えーーっ、朝の挨拶で原稿を書かされたのは始めてだ、との
ことでした)A3大の紙に私がマジックでシンボルや絵を描きなぐって
おきました。できるだけマカトンシンボルにあるものはそれを使い、
そこに無いものや、もっといいかな、というのがある場合はPCSを
使い、どちらにも無いものは私が適当に絵を描きました。

 マカトンとPCSを組み合わせたのもあります。

 「そんなん、絵心のある人でないと・・・」と言う方にはこの
エピソードを。

 しばらく前にその絵は完成していたのですが、それを見た同僚
「その絵、息子さん(小学校2年)が描かれたのですか?」

 ちなみに私が昔作った「ホームランで行こう」というソフトの
絵も「(あなたの担任している)肢体不自由のお子さんが描かれた
んでしょう」と言われました。

 A3で30枚くらいかな。
 こいつはホワイトボードをくるりと回すと出てくるように
しました。

 やってみた結果・・・ちなみに子どもたち本人でなく、教師の
感想ですが

「スケジュールの呈示、ようわかるわあ」
「教頭先生の話、面白かった」
「教頭先生の話、最後列や左右の子はちょっと小さくて見にくかった
みたい。でも、真ん中の列や前の方の子の視線は絵の方に集中してた」
(ぶふっ・・・教頭先生に、じゃないのね)
−−−−−−−−−−−−−−−
追記
 このエピソードのエントリー、以前に書いてますが、細かいところ
はやはり違ってますね。まっ、いっかあ。

posted by kingstone at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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