というのもありますが、そもそも他人の顔がわかりにくいみたいです。
カリノトウコさんのブログでも何度もその話は出てきます。
ブログ内で「顔がわからない」で検索をかけるといっぱいエントリーが
出てきます。そのものずばりの「顔がわからない」という題名のエント
リーがあるくらい。
相貌失認症という言葉もあるんですね。
私の身のまわりでも「過去の記事194(カードなんて嫌だ!! カードを
使うのがいいことなのか)」のA君は、相手の顔がわからなかったのを、写真
カードを手がかりにして理解しています。
自閉症の人に顔をわかってもらうことを仲間うちでは「顔がつく」という
言い方をしていました。
ある人、音声言語で表現は少しはできる。しかし音声言語の理解は悪く、
時には混乱や問題行動に結びつく(いつもじゃないですけど)ということ
を、私は知っていました。
だからこの人とつきあう時は、必ず文字で伝えていました。
音声言語で伝えることはびびってました。周囲の人たちは結構話しかけ
てはいたのですが。
この人とつきあったのはその前数年間で10時間も無いと思います。
ある時、初めての場所で、たくさんの人が集まっていました。
その中のAさんがこの人に対して、別の人を指さしながら「これは誰?」
と聞き始めました。答えられない人が多かったと思います。
でAさんが私を指さして聞いたら「kingさん」と答えてくれました。
「顔がついてた」わけです。
嬉しかったです。
いつも書いてやりとりしていたのも理由のひとつかもしれません。