知的障害特別支援学校にいた頃。
○○さん、こんにちは。
どんな場で教えてきたか、を書きます。
C君の場合。(他のお子さんも同じ場で同じようなことに取り組んだり
もしていますし、場合によっては一人だけの時もあります)
教室移動時に行き先の絵を描いたカードを使用。
トイレに行く時にカードを教師が示す。
(これは受容性ですが、これが以下のように発展してきました)
お昼休みの時間、パソコン室に行く時にパソコンの絵のカードを本人
が指さす。
トイレに行きたい時にトイレの写真のカードを本人が指さす。
(これは現在、家庭でも、「○○へ行きたい」と本人がお母さんに
伝える手段として定着しました)
大好きななぞりプリントをする時にプリントの写真を本人が示したら
させてあげた。(これは課題学習終了後の遊びの時間)
(これはその後、絵に変えた)
プリントができた時に赤の5重丸の絵を本人が指さしたら、プリント
に○をつけてあげる。(できたよ、というわけですね。こうすると
次のプリントができる)
もっともっといろいろありますけど、こういうのをひとつひとつ
指導してきて、それぞれ1枚1枚のカードを束ねてたらかさばって
仕方がないので、結果的にコミュニケーションブックとしてまとめて
いったわけです。
まずコミュニケーションブックがあるわけではなかったのですね。
それと書いてて、表現性コミュニケーションを教えることはすごく
大事ですが、もちろん受容性のコミュニケーションと密接に関連してる
なあ、と改めて思いました。
別のお子さんの失敗(?)例は別発言で書きます。