※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月19日

個別の指導と個が集団に合わせること

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。


 ある特別支援学級の小学校1年生の□□君が「定期テスト」の時、
早くテストができてしまった後「手をお膝において座っておきなさい」
という指導でパニックになった、という話から始まっています。
−−−−−−−−−−−−−−−
 ちょっとためいき・・・

 みなさんのおっしゃってることがその通りと思います。
 しかし・・○○さんが書いてる通り、試験後手をお膝、というのと
「電車の中で適切な行動ができる」とは全然違うよなあ・・・

 syunさんが書いてはる通り、大人になった□□君に誰が
何を言うのか・・・

 結局、大人になった時を目指して、どの段階でどんなことが
できたらいいのか・・・個別教育計画にどう入れていくのか、
それを考えるにも、どんな大人になって欲しいか、どんな社会を
作りたいのか、そこから考えていくことになるんだろうな、
と思いました。

 ただ△△さんが、先生に何かを提言しようとされる時、その先生
の考え方は「今までの学校文化」を考えると、きわめて当たり前で、
どうこう言われる筋合いでない、と先生ご自身が考える可能性も大
だと思います。
−−−−−−−−−−−−−−−
△△さん、こんにちは。

 >シクシクシク(;−;)
 >そこをなんとかちょっとだけ..と思うわけなのです。

 あっ、ごめんなさい・・・

 うーーん・・・もちろん、何らかの提言をすることをお薦めします。
 ただ、他の発言のその先生の対応を読ませて頂くとすごくたいへん
そうではありますね。もちろんその先生はすごく「熱心」で「善意」の
方で・・・

 どうお伝えしていくか、たいへんそうですね。
 でも、案ずるよりうむがやすしかもしれないし、あかんかったら
あかんかった時にまた対応を考えていく、ということしか無いです
よね。

 実のところ私自身も日々悩みまくっています。
−−−−−−−−−−−−−−−
△△さん、こんにちは。

 >なんだかんだいっても9人の子供に1人しか先生がいないんだから、こういう指
 >導になるんでしょうね。

 そんなことは無いと思います。
 例えば「個別教育計画の理念と実践」安田生命社会事業団発行(1996)
には別のやり方が書かれています。(具体的に待ち時間の指導という項目
は無いと思いますが)

 ただこの本に書かれている指導方法も、現在の多くの教師の常識からは
はずれていると思います。

 >いいところもたくさんある学校ではあります。しかし、集団に個があわせてい
 >くという色合いの強いところなので、

 「あたたかい」学校ですよね。で、いいところもいっぱいあると思います。

 私は自分がとんでもなく「冷たい」人間ではないか、と自信がなくなること
がよくあります。もちろん集団に合わせることを否定しているのではなく、
順番が「まず個別そしてそれができたら集団に合わせ、でもできなかったら
合わせなくてもいい」というだけなのですが。
−−−−−−−−−−−−−−−
 >すみませんm(..)m
 >この判断が私には解りませんでした。
 >なぜ集団に合わせるのが「あたたかい」のでしょう?(^^;

 私自身、小学校の頃から人とつるまず自分のやりたいことをやろう、という
性分でしたが、しかしすっきりそうできていたわけでなく「人と違う」「みんな
と違うことをする」ということに苦しむところもありました。

 そんな時、声をかけてくれる友達や、「一緒にやろうや」と言ってくれる
人はすごくありがたかったものです。でもやっぱりひとりで別のことをやって
ることが多かったような気がする。

 どう言ったらいいのだろう・・・「一緒にやろうや」というのはやはり
基本的にあたたかいよなあ、と思うのですね。ただ「だからいろいろ無理
強いする」というのは困るけど。

 で、逆に今の私は現実場面では人にあまりうまくよう声をかけません。

 で、これは「外から見てると」結構冷たいだろうな、と思います。

 ネットワーク上やある限定された場面では割と自由に動けるのですが。

 あはは、説明が難しい・・・しかもめちゃ個人的な話になってしまうなあ。




posted by kingstone at 14:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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