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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月19日

うまくやるための強化の原理

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。


 「うまくやるための強化の原理 −飼いネコから配偶者まで−」
  カレン・プライア著 河嶋孝・杉山尚子訳 1400円+税 (二瓶社)
うまくやるための強化の原理―飼いネコから配偶者まで/カレン プライア

¥1,470
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をやっと読みました。先日読んだ「応用行動分析学入門」もぞくぞく
しながら読みましたが、この本の場合は「ほえーー、なるほどなあ」と
感心しながら読んでました。

 担任している子どものことが頭に浮かび、でも「じゃあどう
やっていくか」がまだ頭の中に形にはなっていませんが、
考えていきたいなあ、と思います。

 面白かったところをいくつかあげると

「強化にもとづく訓練とは、報酬や罰を与えることではない。現代
のトレーナーたちは、しだいにそういう言葉さえ用いなくなっている」

 いやーー、実のところ報酬や罰を与えることかな、って思って
しまっていました。「いい」ことをしたら報酬を出し「悪い」こと
をしたら罰を与える・・・

 で「行動の直後に好子を与えることを強化といい」となるのですが、
報酬とどう違うか・・なんとなくわかるようなわからないような。
まだ自分の言葉にようしません。

 「(好子(こうし・・正の強化子)の量は)少ないほどいい」

 ついつい子どもが、こちらがいいなと思うことをしてくれると
大げさにほめてしまいがちですが、そうでもないんだよ、という
ことですね。この人は素敵だな、と思うような指導者が脱力系の
人であったりするってのにつながるかな。

 でもって時には「エサに限らずどんな好子でも、きわめて有効
な方法は「大当たり」というやりかたである。それは動物でも
人間でも同じだ。大当たりとは、ときどき、いつもの好子の量
よりも多く、たとえば10倍くらいたくさん与えることである」

 これもなんとなくわかるなあ。

「ある特定の動物種についての知識はなくとも、どんな動物が
どんなふうに訓練に反応するかがわかれば、一か月間ただ動物を
観察するよりも、30分間訓練する方が、ある特定の主の社会的
信号がどういうものかをもっとよく知ることができる」

 これは子どもたちのことをよく知ろうと「自由遊び」の時間を
設定するのもいいけど、こちらが意図して組んだ「授業」の中で
子どもをよく知ることができることもあるんだよ、と読めました。

 で、最後の方の
「強化を使って訓練すると必然的に起こる、不思議だが重要な結果
は、訓練する側とされる側の間に愛情が芽生えることである」
ってのにうんうんうなづきましたです。

 でそうでなくちゃ訓練効果も上がらない、ってことなんだろうな。
愛情が芽生えない時もあるけど、その時は効果が上がらない・・・
本の中にも失敗した例として少年犯罪者の施設での例が出てきます。

関連発言
過去の記事245(応用行動分析学入門(ぞくぞくするぜい)1)
過去の記事247(応用行動分析学入門(ぞくぞくするぜい)2)
過去の記事250(応用行動分析学入門(ぞくぞくするぜい)3)
過去の記事257(応用行動分析学入門(ぞくぞくするぜい)4)
posted by kingstone at 10:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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