知的障害特別支援学校にいた頃。
新学年になって1月が過ぎました。
体育祭を明後日に控えてその準備のために肝心のことができていないなあ、
という苦い思いはあるのですが・・・
ある先生「E君のために水筒の写真を撮って」と依頼して下さいました。
この先生、子どもとの感情のやりとりの部分を大事にする素晴らしい先生
で、それだけにカードの使用など、どう思われるか、と心配だったのですが、
「本人が「これしたい」とか表現するためのカードがいろいろ欲しいなあ」と
おっしゃって下さってます。
すぐにコミニュケーションブック用と、名刺サイズ用とを作ってお渡し
しました。さっそく使って下さっていました。
別の先生、Zさんが集会でなかなか並べません。ついA君のために体育館の
床に貼った目印のテープ(これは私が勝手に貼った)のところに並ぼうとし
ます。それか列から離れるか。
そこでZさんの担任の先生に「もし良かったらZさんにも目印のテープを貼
ってあげたらどうでしょうか」と提案しました。
でウェストポーチに入ったテープとハサミをお見せしました。
(ウェストポーチにはコミニュケーションブック以外にビニルテープだとか、
白紙のパウチした紙だとか、マジックだとか、メモ用紙だとか、その場で
すぐに視覚支援をするためのアイテムを常に携帯しています。重くて仕方
ない(笑))
そしたらその先生、集会が終わったら「テープとハサミを貸して下さい」
と言って来られ、ご自分で囲いを作っていました。
少しずつ視覚支援を試して頂けつつあります。