知的障害特別支援学校にいた頃。
○○さん、こんにちは。
「あそんで」「てつだって」のシンボルの使用についての私見です。
これ、どっちも「要求」の言葉ですよね。いいなあ、こういうのが使えるようになると。
さて、で、Oさんが書いておられるように、シンボルを使うか使わないか以前にそのお子さんが好きな、遊びたい活動があるかどうか、またそれがどれだけあるか、がわかるといいですよね。
私が今までやって来た中なら「こそばしっこ」とか(ってOさんのをまねしたんですが)でもこの「こそばしっこ」を画像化するのって結構悩みましたけど。(結局両手のそばに波線がある図にした・・・こういうの私のホームページに上げたほうがいいですね)
あと「一緒に」じゃなくて「一人で」する活動は、割と画像化しやすいかな。音楽を聞きたいとか、本を見たいとか。で
> さて、そのためにはそのお子さんの現状でのコミュニケーション能力(どれくら関
>わりを持てるか、伝えられるか)と認知(どれくらいわかっているか)を実態把握す
>る必要があります。
この部分に関わるのですが、そのお子さんの認知レベルによってはシンボル以前に具体物というのもありかもしれない、とは思います。
> 最後にシンボル化すると、それを順に並べて、「着替え」の次に「鞄」をもって
>「バスに乗る」という時間概念にも発展させることができます。
まず最初は「着替え」は「かご」(具体物の)で、学校へ行くは「鞄」(具体物)で1対1で覚えていって、次にはカラーボックスなんかに上の段に「かご」下の段に「鞄」とかいうふうにしていき、そしてだんだん写真や絵やシンボルに変えていくとか。
特別支援学校なんかですと、具体物レベルのお子さんも結構いそうです。
「てつだって」については本人さんがてつだって欲しいような状況を作って(意図的に仕組んで)その状況と具体物なりカードの写真なり絵なりシンボルなりを結びつけていってあげることが必要そうですね。
いきなりカードを見せて「わかれ」と言ってもそいつはちょっとむつかしそう。
私の場合はボードメーカーの中の手が斜め上と斜め下から向かい合ってのびてきてる図を使っています。やっぱり「てつだう」って「手」なんだろうな、とは思いますね。