特別支援学級担任の頃。
「叩かれていた子の例3」の続きです。
もう随分後、いろんなことがうまく回りだした頃、お母さんと話していた
時にこんな会話になりました。
私「お母さんの、虐待じゃないよ」
しばらくして
母「私、やっぱり虐待してたかもしれん」
むつかしいところですね。
私は「(過去に)叩いてた」ということはしっかり認識していたけど、お母
さんに「それ虐待やで」とは言えなかった。そして思わず出した言葉でお母さ
んが「認識」しはじめて下さった。(と言っても、その前に様々なことがあっ
ての上ですけど)
これより以前に校長に「虐待です」と報告して「あれは虐待では無い、しつ
けだ。お前が間違っている」と怒鳴りつけられ、こちらのメンタルヘルスが、
かなり悪くなったりしたこともありました。
これ以降、私は校長に「正確な報告」はしないでおこうと心に決めました。
私は「場によって、人によって言い方を変えていく」必要があると思ってい
るわけですね。
まあそんな体験から
「虐待についての大昔の話2」
のやりとりになっていくわけです。
もちろん、最近の親から子(特に1歳児未満)への虐待関連のニュースを
見てると、上記のことなんかは全然あてはまらないのでしょうが。