※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月15日

叩かれていた子の例3

 大昔の話です。

 特別支援学級担任の頃。

叩かれていた子の例2」の続きです。

 2学期委です。

 私は「要求水準を下げる」「子どもをいっぱいほめる」「子どもにい
っぱい感謝する」「抱っこしたり身体接触もいっぱいする」などを通じ
て、かなりいい手応えを感じていました。

 また、私はたまたま忘れ物を持ってお家に持って行った時に、
「きみもきっとうまくいく」をチェックを入れながら、お母さんと
一緒に読みました。(本当は子どもとも一緒に読むといいのかもし
れないけれど、お子さんはまだそこまで字が読めないので)








 また「のび太・ジャイアン症候群」の「家庭で今すぐできること」の
部分を懇談に来られた時に、一緒に読みました。







(これはずいぶん版が変わっているかもしれません)
※今気づいたけれど、副題がずいぶんあれですね。中古が1円から、って
 ことですから読んでみる価値はあるかも。

 そしていいところをいっぱい見つけてほめてあげて欲しいこと、
要求水準を下げることでやる気をいっぱい見せてくれること、
など伝えていきました。

 先日、友達に嫌な(危険な)ことをしたことが発覚。それを聞いた
お母さんは今までだったら激しく叱責していたところを、まず抱き留めて
(今までよりは)静かに伝えたそう。

 そして、翌日、子どもが膝枕をしに来た時に「こういうことが大切
なんだな」とさせてあげた、とのこと。

 それらのおかげかお子さんもずいぶん落ち着いていました。
 またそれらを報告して下さったお母さんの表情がとてもにこやかで
素敵でした。

 もちろん急には困った行動がすぐに無くなるわけではなく、でも
(あせらないという意味で)大人になるまでには「きっとうまくいく」
ということをお伝えしました。

posted by kingstone at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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