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 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月10日

過去の記事189(問題行動への対処法 学校での研修で)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の3学期の話です。
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 1月18日


問題行動への対処法 学校での研修で


 学校で問題行動についてみんなで話す機会がありました。
 私はA君がE君をたたいたり引っぱったりするのをどう防いで来たか、
を話しました。

 その子を「普通にする」のか「環境を調整する」のかで、主に
「環境を調整する」の視点で対応した、ということですね。

 やはりどうも「愛」「さとす」の世界になりがちなので、反発を
くらうかもしれないと思ったけど、出してみたわけです。で、最後に
マチートさんの「問題行動の理解と対処法マニュアル V1.50」の
「7.おわりに」の部分を引用させて頂きました。ここにも引用すると
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7 おわりに

最後に,このマニュアルの一貫した考え方を,キーワードにして箇条書きしま
す.

1) 個別化された評価・計画
2) チームプレイによる問題解決
3) 多面・多重因子の分析
4) 問題行動が生まれたきっかけではなく維持要因に注目
5) 事後の対処でなく予防的な計画
6) 仮説→検証→実践の手順
7) 名前づけに過敏になる

そして,最後の次の三段論法を覚えておいてください.これは,私たちの文化で
大多数の人が知らず知らずに学習してきた知恵が災いしている好例です.

「そんなことすると危険でしょ.そんなことすると迷惑がかかるでしょ.そんな
ことすると自分のためにならないでしょ.」

だから

「それが危険なこと,迷惑なこと,自分のためにならないことを説得,教えよう
とする」

だから
「問題行動が続いている」
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単語は若干わかりやすい言葉に変えましたけど。
(例えば「維持要因」→「続いている理由」)
1)〜7)で止めておこうと思ったのだけど、ニコニコしながらうなづいてる先生が
目に入ってつい三段論法の部分も言ってしまった(笑)

 後で「その本見せて」って誰か来るかな、と思ったけど、来なかったし、
反発されただけかな(アセ)

 しゃべり終わってから無茶苦茶胃が痛くなりました。
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追記
 マチートさんの「問題行動の理解と対処法マニュアル」は、Ver.1.10
が下記から読めます。
http://www009.upp.so-net.ne.jp/machito/index.html
 三段論法は無いですね。



posted by kingstone at 18:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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