※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月10日

過去の記事182(てつだってくださいカード)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の3学期の話です。
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 1月14日


てつだってくださいカード


 「てつだってください」のカードを作ったことは前回書きました。

 今日、朝の掃除をしていました。C君の靴ひもがとけてました。
 私は結んであげなくちゃ、と思いながらも他の子に気をとられていたり
しました。するとC君が近づいてきて、靴を少し前に出して
「てつだってください」カードを持ったように思えたのね。

 そこで結んであげながら「これはもっとやってみよう」と思いました。
 で、朝の会をするために教室に入った時に靴を片方隠してしまいました。
 会が終わって教室を出る時に靴を探してC君はうろうろしています。
 そこでC君に私の肩をトントンさせ、次に「てつだってください」カード
を見せることを教えました。(でも「たすけてください」カードの方が
いいんだろうか)そして靴を出します。

 で、体育館に向かいます。体育館に入ったらまた靴を片方隠しました。
今度は私じゃなく新人Bさんにお願いしました。後で話しをうかがうと
やはり肩トントンは新人Bさんが自分の肩をトンとしてからやったとか。
で、カードを見せたんだけど「こそばして」カードを見せたそうです。

 うーーむーーー。

 ま、新人Bさんは、こそばしてあげてから「てつだってください」カード
を見せることを教え、靴を出してあげたそうな。えらい!!

 ところでこういうふうにわざと何かを足りなくしておいて、何か表現
をさせる、というの、よーく考えてみたらプリントなんかで「次の括弧
の中に適切な言葉を入れなさい」という問題と同じじゃん、ということ
が思い浮かびました。

 あっ、そうそうBさんがC君のカードをじっと見ていることがよくある
そうです。またBさんにもカードコミニュケーションであれこれ試して
みてもいいかな。少なくとも移動に使う(受容性コミニュケーションの
方ですね)のはできてるな。



posted by kingstone at 06:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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