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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月10日

過去の記事181(授業が始まりました)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の3学期の話です。
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 1月12日


授業が始まりました


 3学期の授業が始まりました。

 昨日はプレイルームでみんなで遊びました。
 今日から課題学習も始めました。

 学年からベテランさんが一人抜けている状態なのでNewSkillはで
きないかな、自立課題を主としたグループと感覚運動などが主とし
たグループに分かて、と考えていました。

 たまたま今日は自立課題のグループの子のうち2人がお休みだった
ので1対2でできたので、NewSkillもできました。

 今日のNewSkillは「かるた」

 「かるた」の「あ」〜「こ」までの絵札と読み札を用意しました。
 で、読み札が「あんぱんまんはつよいぞ」だったら裏に大きく「あ」
と書いておきました。つまりこちらが読んでいる時に相手にはとるべき
絵札の字が何かわかるわけね。

 まずC君と。

 最初、絵札をまいただけの状態だとどうやっていいかわからないよう
でした。そこで読み札と同じ字をとることを教えました。で、それは
わかったのだけど、とってからどうしていいかわかりません。

 そこで小さな箱を用意してとった札をそこに入れるように教えると
にこにこしながらやりだしました。

 次にBさんと。

 Bさんは、読み札と同じ字のある絵札を取る、ということが理解し難い
ようでした。でささっと10枚あった札を3枚だけに減らしました。
(本当は気づかれないようにやるのがいいんだろうけど、もろ目の前で
やってしまった(アセ))
 で1枚目、2枚目は一緒に取り、3枚目(最後の札)は私が読み札を
見せた時点でとって箱に入れました。

 でも、これは「絵札を箱に入れる」ということだけがわかっのかも
しれません。

 そこで一瞬、確かめもこめて「もう一回」とも思ったけど、ここで
がまん、と思ってやめました。「もう一回、もうちょっと」という
のはやめといたほうがいいかなあ、特にまだ好きかどうかわからない
やつは、と思っているんです。

 こんな練習をして何人かでできたらいいな、と思っています。

 ところでC君のために新人Aさんが「たすけて」と「てつだって」の
カードを作ってくれました。ボードメーカーの中にあった「左上と右下
から手がのびてきてる」のを「てつだって」にして「おぼれて手を
挙げている」のを「たすけて」にしています。

 で、とりあえずC君のカードの束につけていました。
 でもどういう状況で使えるかは教えていませんでした。

 今朝、C君が座って耳を押さえていました。そこで彼のカードの束の
中の「ギュッして」(耳を押さえている絵)を示してギュッとしてあげ
ました。そしたら彼は喜んで、それをやめると今度は自分でいろいろ
カードを選びだしました。で選んだのが「たすけてください」私が
困っていると次に選んだのが「てつだってください」・・・・

 なるほど、彼は新しいカードを見て、これを選ぶとどんなことが起きる
のか試してるのかあ、と思いあたりました。なんかすごいなあ・・・
もちろんその場では私は困ってしまいましたけど。

 で、午前の自立課題の時に「パズルやブロックが足りないようにする」
ということをやりました。

 ジグソーパズルをやりはじめたC君、完成間近になってピースが足りない
ことに気づくと机の下を探しています。そこでまず私の肩を軽くたたかせ、
その後に「てつだって」のカードを示すことを教えました。で示してくれる
とポケットに隠し持っていたピースを渡します。

 「てつだって」カードを選ぶことは一発で覚えました。しかし「肩をトン
トン」と「私に対して」示す、ということはなかなかむつかしいです。でも
「てつだって」はわかってくれたようで「いいな」と思いました。

 しかし・・・午後の自立課題の時間にも、同じように「足りないように
する」をやったのですが、いきなり私に示したカードが「あらいものをする」
でした(笑)どのカードか忘れてたのかな。

 でもまた一度教えると繰り返し「てつだって」のカードを出すことが
できました。しかし肩トントンは私が私の肩を指さすことが必要でした。

 課題が終わった後のお楽しみのプリントも、「プリントやりたい」カード
を選ぶことはできるのですが、肩トントンは私が私の肩を指さすことが
必要・・・うーーむ、どうしたらいいかなあ。

 それと今、カードは名刺大の紙をパウチして作っています。しかし、
増えてくるとかさばるし、選ぶのに時間がかかるようになりるし、リング
からはずれることもあるし・・・ノブ君みたいにシステム手帳の1ページに
いくつかを並べ、ウェストポーチに入れるとか真剣に考えないといけなく
なってきたようです。

 あっ、それからA君は時々、わざとカードをバラまいたりする時があり
ます。A君の場合はカードを示すというのじゃなく、どっちかというと
リマインダー(心覚え)的に使っているのですが、やっぱり言いたくも
ないのに言わないといけないのが嫌だ、みたいなのもあるのかな。

(例えばペンを指さしながら「ツツ」と言えばわかってくれても良さそう
なものなのに、「ペンください」と言わないといけないのが無茶苦茶めんど
くさいとか・・・)


posted by kingstone at 06:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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