私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月10日

過去の記事178(構造化した職場は働きやすい)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の3学期の話です。
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 1月9日


構造化した職場は働きやすい



※24時間勤務の病院のお医者さまの発言から続きます。

>患者の病状の解釈が明記されたものがなくて
>(主治医の頭の中にしかなくて)他の医者や看護婦には知らされてなかったり、
>あるいは病棟の特定の備品は特定の看護婦にしか保管場所がわからなかったり、
>では、仕事になりません。

>そこで各々の患児のカルテにはそれぞれの子がかかえる問題点をすべて列記して
>あります。複数の医者が主治医同様に診療できるようにするためです。

>また病棟で行う採血や注射などの処置に関しては、
>処置のひとつひとつに対応する伝票が作成され、一日分ずつまとめてあります。
>処置が済んだら行った人がサインして「済み」の籠に入れます。よく似たことを
>自閉症のこどもがカードを持ってやっているところをビデオで見たことがあります。

 >なんだかますます自分たちが自閉症の人たちによく似ているような気がして
 >きました。状況把握(情報のインプット)が能力を超える迅速さを要求される
 >とか、それにたいしてはルーチンを多用して対応するとか。ルーチンも
 >スタッフの個人的資質として蓄積されるべき部分もたしかにありますけれど、
 >配属したての1年目のスタッフにもそれなりに働いてもらわなければ
 >ならないので、能力的には発展途上の人にも仕事をしてもらうためには、
 >病棟の構造をなるだけわかりやすくしなければなりません。

「情報の共有」「物理的構造化(ここでこれをする)」「ワークシステム
(わかりやすい仕事の流れ)」といったあたりでしょうか。

自分がいろいろ若い人たちと実践するようになって、書いていただいている
ことの意味がよくわかるようになってきました。こういうことはマチートさん
も繰り返し書かれていることですが、いろんな職場のいろんな方から教えて
頂くと「よし学校現場もぼちぼちやんなきゃ」と思えます。

 お忙しい合間に書いて下さって本当にありがとうございます。
posted by kingstone at 05:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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