大昔の話です。
知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
−−−−−−−−−−−−−−−
12月29日
REIKOさんにお会いした
※ この2日ほど前にREIKOさんとノブ君がNHK教育の
「子どもの療育相談」に出られました。それを受けて書いて
います。
HP 「自閉症ノブの世界」
ブログ「ノブと伽羅と、時々REIKO」
みなさん、テレビを見られたのね。
ふふふ、私は修学旅行の下見の合間を縫ってREIKOさん、ノブ君、ノブ
父さんや2匹のワンちゃんたちにもお会いしてきました。
いやあ
「昨日のテレビ見た」
「やっぱり六代目笑福亭松鶴ええなあ」
とか言う人に
「何言うてんねん。おまえらテレビでしか見たことないやろ。
私なんか高座で見て、ついでに楽屋で話もしてんぞ」
と言いたいような気分です。(いやみ(笑))
番組の方は帰宅後、母に撮っておいてもらったビデオを見ることが
できました。
司会の方が「(QHWが)すぐに使えたわけじゃないでしょう?」と質問
したのに中邑賢龍先生が「シンボルなどを使うことがつながって」みたいな
ことをおっしゃってました。
追記
QHWとはクゥオーター・アワー・ウォッチのことで、次のでき事
を絵で、それが始まるまでの残り時間を○印が減っていくことで自閉
症の人に時間の概念をわかってもらうようにする機器です。
「光とともに」の第2巻第5話にもちらりと出てきます。
もちろんそれも大きいと思います。
しかし、もうひとつ大事なことがあるのじゃないかな、と思いました。
番組の中で一日のスケジュールが、一部は小さなカードで、一部は手書き
で明示してあるホワイトボードがありましたよね。27日には手書きの部分
に「kingstoneさんが来る」というのが書いてました。
その右側にまる数字を書いたホワイトボードがあったの、わかりました?
あれは最近は使ってないそうなのですが、「コーヒー券」のための
ホワイトボードだそうです。
上から数字が5,4,3,2,1と書いてあって、何か(これは聞き損ねた)を
すると大きい数字の上から順番にマグネットをつけて数字を見えなくして
いきます。
で最後1も消えたら「コーヒー券」が貰えるのだったかな。
これ、ひょっとしたらコーヒー券だけじゃなくて同じようなことを他
にもやられていたかもしれません。
で、こういう経験はあのQHWの液晶がだんだん消えていく理解に
結びついていってるのじゃないかなあ、と思いました。
ああいうテクニカルエイドの使い方にしても、様々な支援技術や
技法についても「どんなことから取り組んでいってて、それが
どのように役にたって最終的に使えるようになったか」というような
とこ、実践するものとしては欲しい情報ですね。
ほんの30分ほどのおじゃまでしたが、ありがたかったです。
あっ、もうひとつ印象深かったこと。
「コミュニケーションブックはノブの言葉です。これを人に示すために
持っているのじゃなくて自分で確認するためなのです」
「最初、担任の先生もノブのコミュニケーションブックを借りてノブに
伝えていたのですが「人の言葉を借りるのはよくないよね」というこ
とで、同じシンボルの入った手帳を自分で持たれるようになりました。
私も持ってます」
なるほどなあ、でした。
実はA君たちにカードを持たせるようにしましたけど、こちらから伝
える時、私は彼らのカードを私が指さして伝えていたのね。私自身も
「自分で別に持つ必要性」を感じはじめていたところだったので、気
持ちにぴったり来ました。
まあお子さんによっては「他人に示す」という使い方をしても
いいと思います。例えばC君なんかは表出の音声言語が無いので
示してもらう必要があります。これも個人個人で個別の対応が
必要な例になるでしょうね。
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追記
機器の利用に至るまでは、やはりそれ以外の細かい様々な活動
の体験があってのことでした。
知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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12月29日
REIKOさんにお会いした
※ この2日ほど前にREIKOさんとノブ君がNHK教育の
「子どもの療育相談」に出られました。それを受けて書いて
います。
HP 「自閉症ノブの世界」
ブログ「ノブと伽羅と、時々REIKO」
みなさん、テレビを見られたのね。
ふふふ、私は修学旅行の下見の合間を縫ってREIKOさん、ノブ君、ノブ
父さんや2匹のワンちゃんたちにもお会いしてきました。
いやあ
「昨日のテレビ見た」
「やっぱり六代目笑福亭松鶴ええなあ」
とか言う人に
「何言うてんねん。おまえらテレビでしか見たことないやろ。
私なんか高座で見て、ついでに楽屋で話もしてんぞ」
と言いたいような気分です。(いやみ(笑))
番組の方は帰宅後、母に撮っておいてもらったビデオを見ることが
できました。
司会の方が「(QHWが)すぐに使えたわけじゃないでしょう?」と質問
したのに中邑賢龍先生が「シンボルなどを使うことがつながって」みたいな
ことをおっしゃってました。
追記
QHWとはクゥオーター・アワー・ウォッチのことで、次のでき事
を絵で、それが始まるまでの残り時間を○印が減っていくことで自閉
症の人に時間の概念をわかってもらうようにする機器です。
「光とともに」の第2巻第5話にもちらりと出てきます。
もちろんそれも大きいと思います。
しかし、もうひとつ大事なことがあるのじゃないかな、と思いました。
番組の中で一日のスケジュールが、一部は小さなカードで、一部は手書き
で明示してあるホワイトボードがありましたよね。27日には手書きの部分
に「kingstoneさんが来る」というのが書いてました。
その右側にまる数字を書いたホワイトボードがあったの、わかりました?
あれは最近は使ってないそうなのですが、「コーヒー券」のための
ホワイトボードだそうです。
上から数字が5,4,3,2,1と書いてあって、何か(これは聞き損ねた)を
すると大きい数字の上から順番にマグネットをつけて数字を見えなくして
いきます。
で最後1も消えたら「コーヒー券」が貰えるのだったかな。
これ、ひょっとしたらコーヒー券だけじゃなくて同じようなことを他
にもやられていたかもしれません。
で、こういう経験はあのQHWの液晶がだんだん消えていく理解に
結びついていってるのじゃないかなあ、と思いました。
ああいうテクニカルエイドの使い方にしても、様々な支援技術や
技法についても「どんなことから取り組んでいってて、それが
どのように役にたって最終的に使えるようになったか」というような
とこ、実践するものとしては欲しい情報ですね。
ほんの30分ほどのおじゃまでしたが、ありがたかったです。
あっ、もうひとつ印象深かったこと。
「コミュニケーションブックはノブの言葉です。これを人に示すために
持っているのじゃなくて自分で確認するためなのです」
「最初、担任の先生もノブのコミュニケーションブックを借りてノブに
伝えていたのですが「人の言葉を借りるのはよくないよね」というこ
とで、同じシンボルの入った手帳を自分で持たれるようになりました。
私も持ってます」
なるほどなあ、でした。
実はA君たちにカードを持たせるようにしましたけど、こちらから伝
える時、私は彼らのカードを私が指さして伝えていたのね。私自身も
「自分で別に持つ必要性」を感じはじめていたところだったので、気
持ちにぴったり来ました。
まあお子さんによっては「他人に示す」という使い方をしても
いいと思います。例えばC君なんかは表出の音声言語が無いので
示してもらう必要があります。これも個人個人で個別の対応が
必要な例になるでしょうね。
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追記
機器の利用に至るまでは、やはりそれ以外の細かい様々な活動
の体験があってのことでした。