※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月06日

過去の記事141(統一された対応か、職員一人一人の個性に任せた対応か)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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追記
 先に追記から。

 ある特別支援学校の教師(実績を上げている方です)から
「学校においては指導は職員一人一人の個性に任せた(役割分担された)
 指導が良い」という意見が出ました。

 それに対し成人施設の責任者で、応用行動分析にもTEACCHにも
詳しい方から
「その個性に任せた(役割分担された)指導というのはちゃんと計画さ
 れ綿密な打ち合わせがされているのか。問題行動を起こすような人が
 いる場合、職員は情報交換をして、誰もが同じ対応をとるのだが」
という意見が出ました。

 それを受けてのものです。
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 12月9日


統一された対応か、職員一人一人の個性に任せた対応か


 役割分担について、職員一人一人の個性に任せた(役割分担された)
指導というような言い方は、確かに特別支援学校の現場でも多いです。
「なぐさめ役」「叱り役」etc.

で、こっからは○○さんに関わらない私の意見ですが・・・

 キャラというかとにかく本人の性格に合わないことはやっても無理な
だけ、というのはありますね。しかし・・・キャラという以前に「方法」
を知らない、というのも多いか・・・

 > 目標は、明らかに誰
 > もが対処できる方法を探る方向に向かなくてはいけませんよね。

 ですよね・・

 私の学年・・・担任はそれぞれのキャラ(なぐさめ役、叱り役、とか言う
のじゃなく)を出してのびのびやってるとは思うなあ。去年は私は自分を
殺していたと思うけど・・・

 会議では私が大まかな方針を出すけど、それについての細かい意見は
みんないろいろ言ってくれてるなあ。でとりあえず対処法はみんなで
相談してやってます。

 >障害児者施設だけではありませんが、人の介護や支援を仕事にしている職場で、
 >打合せもしないのにレアなケースをひとりじめしてしまう職員(例:いつも泣い
 >ている赤ん坊をおんぶするだけで1日過ごしてしまう保母、いつもアルツハーマー
 >タイプの高齢者の横につき添い施設内を歩き回るだけで一日過ごしてしまう職員
 >など)の職務は、しっかりと管理(例:職務分析に合わせて職員間で大枠の業務
 >分担を行う→それでもダメならその人個人に具体的な職務スケジュールを提示す
 >る)しないと職場のモラールが低下してしまうと私は考えています。

 これってよーく考えないといけないですよね。別に「打ち合わせもしないのに
ひとりじめ」ということでなくて、無理ないよな、と思える場合でも、とにかく
解決法をあれこれ相談してみたら解決できる部分があるかもしれない。
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追記
 ここでも書いていますが、ここまでの「過去の記事シリーズ」でも、ある程度
答えが出ていると思います。「ある部分統一され」かつ「個性を出した」指導。
また最後に書くかもしれません。




posted by kingstone at 19:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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