※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月05日

過去の記事114(服巻智子先生の記事 「集団活動」への参加について1)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 11月20日


服巻智子先生の記事 「集団活動」への参加について


 実践障害児教育12月号が手元に来ました。

 今回の服巻智子先生の「TEACCHの学校教育」は「問題行動の理解と対応」
です。

 偏食指導についてもいろいろ書かれています。

 また「集団に入れないことの理解と対応」のところ、おもしろいので少し
抜き出します。

「学校教育においては、多くの自閉症児が、「集団活動に入れない」という
ことが問題となっている。
 しかし、これも氷山モデルの考え方に基づいて、本人の自閉症の特性から
説明を求めると、かなりのことができ、解決に向けた具体的な戦略もいくつ
か考えられる。
 一つには、集団活動そのものを、本人の理解力に合わせて簡素化する一方、
本人の認知レベルに合わせて構造化することが挙げられる。
(中略)
 もう一つの解決方法は、「その活動には参加できなくてもよい」と周囲の
大人側の価値観を変えることである。
 ノーマライゼーションの原理から、将来の自立的生活に必要な要素として、
「集団活動に参加できること」は、最近ではあまり強調されなくなってきて
いる。(
(中略)
 教育現場にいると、根拠のはっきりしないことで、「こういうことができ
なければ、社会人になれない」などの思い込みを教師がもってしまっている
ことがある。構造化という本人の理解を促進する手だてをとらずに、問題行動
を助長するような追い込み方をしていないか、教師自らの言動も、常に十分な
注意を払っていく必要がある。」

 さっそくこないだ気になる発言をされてた中学部の先生に読んで頂く
べく手配しましたが・・・読んで理解して頂けるかなあ。

posted by kingstone at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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