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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月05日

過去の記事106(すりあわせ チームで仕事をすること)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 11月15日


すりあわせ チームで仕事をすること


 「法則化できない(できにくい)ということはそれだけ、その時その人に応じた
  対応が必要だということですよね」

 ですね。
 個別化ですね。

 「一番責任を負うべきは、自閉性障害のことの深い意味を充分に末端まで理解
  させることができていない私自身なのです。そして、一方で「みんなといっしょ 
  にする」ということでいろいろな援助もしてもらい、それなりの成果もあるとい
  うのも事実で、自己矛盾になっています」

 あはは、私も同じように考えています。しかし・・・私は知的障害特別支援
学校に来て2年と少しだぞ。ある大学教授は「先輩に学ぶように」とおっしゃ
ったけど、その言葉に従えば「理解させる」責を負うべきは諸先輩であり、私
には責は無いことになるはずだよなあ・・・

 で、「それなりの成果」ってのがひょっとすると大事なことを隠してしまう
大問題かもしれない。例えばパチンコでたまたま勝ったからその方法をずっと
続けるのと同じ。結局は大損する。

 「結局は、「すりあわせ」を必ず励行するというのが「根本的な部分」での一つ
  の結論ですが、すりあわせで、精神がかなり「すり」減ってしまう」

 これも全くその通りだと思います。たまたま私の学年は新人さんだらけ
という状況ですりあわせがうまくできてるので幸せですが。基本方針を出す
のは私一人。そしてそれにのっとって保護者の方や他のメンバーの意見を
取り入れる最大限の努力をしている、という状況です。

 これが価値観の違う基本方針を出す方が2人3人といれば・・・たいへんや。

 たぶん、本当は基本方針を出す人は我々と違う立場でスーパーバイズして
下さる、ということが必要なんだと思います。まったくの同僚だと「俺の
方が実績がある。ベテランだ」という思いで耳を貸さない、という状況は
ありそう。

 学校に専門家が入って欲しいです。
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追記
 これも専門家がどんな方針を出すか、でいろいろ変わって来ますね。

 当時、特別支援学校に関わる専門家としては教育委員会指導主事と
就学委員会における医師でしょうか。

 指導主事については「指導主事に相談をかけてみたが」という状態。

 医師については就学委員会という会のせいもあるのでしょうが、
「診断して知的障害特別支援学校と特別支援学級のどちらが適切であ
 るか述べる」に留まりました。まあ、これは別の機会を設けてお聞
きすれば「こう考え、こうしたらいい」と伝えてくれはったか・・・
当時では無理そう。

 今はずいぶん違うと思いますが。


posted by kingstone at 07:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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