※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年03月31日

OJT(On-the-Job Training 仕事をしながら教える)

 今日は大病院で検査の日でした。

 若者の検査技師さんが担当でした。

 だいぶ検査が進んだと思われた時、
「ちょっとお待ち下さい」と若者が出て行ってしまいました。

 私は不安。

 過去、検査中に様々な技師さんから
「おっ!(びっくりした声)」
とか
「あのー、お医者様にはかかってるんですよねえ」
(そやから検査受けてるのに・・・)
とか、いろいろ不安にさせられることがありましたから。

 しばらくして若者が中堅(と言っても若いと見えました)の技師さんと
戻って来ました。少しやりとりがあってから、若者が
「申し訳ありませんでした。スイッチを間違えていました」
と言って、機械の設定を変え、再び検査を始めました。

 中堅さんがじっと様子を見ていました。

 そしてしばらくして「代わろう」と言って交代しました。
私に「申し訳ありません」と断って、中堅さんが実際に検査をしながら、
猛烈な早口で説明し始めました。

「ここがこうだから、こういう方法で。こういう状況だから、こうやる」

 教科書がそのまま出て来るというか。

 で私にもすごくわかりやすく、かつ基本的には若者に語っているのだけど、
私に対しても十分な配慮の行き届いた言葉でした。

 すごいなあ。

 いつもより時間はかかったけど、全然腹が立つということは無かったです。

 その後、実際に若者にやらせてみる、という時間は無かったから、厳密には
OJTと言えるかどうかはわかりませんが、すごく教育体制が整っている、と
いうか研修体制が整っている、と思いました。

 ひるがえって、自閉症の人に対する教師や支援者へのOJTは、最近、整っ
てきているのかなあ。




posted by kingstone at 15:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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