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 あくまでも、私個人の意見です。

2010年03月29日

過去の記事99(給食指導など 表現する方法を考えながら)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
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 11月11日


給食指導など 表現する方法を考えながら



 これはうちのクラスの人たちに読んで頂くための文です。
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 昨日も遅くまで教材研究(課題学習の教材作りのことです)ありがとう
ございました。

 Bさんが給食を食べるのが遅いことに対して「後10分」「後5分」
「おしまい」カードの提示、面白そうですね。(もちろん、それをBさんが
理解してくれるのはなかなか難しいことかもしれません)それと同時に先生
が片づけるのを見る時Bさんが嬉しそうな顔をする、という観察も大事かな、
と思います。Bさんも「もうおなかいっぱい」とか「のこします、ごち
そうさま」とか意思表示ができるといいのかもしれません。

 またこの「後10分」などC君へも試してみる価値があるかもしれません。
 「食べない」→「叱られる」→「食べる」というのはどうも違うような気
がします。食事というのは叱られてするようなもんでも無いような・・・

 ところで、親御さんにはまた連絡帳などでよく相談して下さい。A君の
「はんぶん」「のこします」カードの利用やC君の「はんぶん」カードの
利用については親御さんに許可を取っています。場合によっては大げさに
言えば「食べる権利のあるものを食べさせなかった」という見方もできる
ことですから。

 E君の「ひとくちは食べさせる」というのも親御さんの許可を取って
います。これはプレッシャーをかける時もあるとは思いますが。

 IEP(個別教育プログラム)という考え方があります。教師・保護者・
専門家などで協議して教育プログラムを作っていく、という考え方です。
アメリカでは1975年から作成が義務づけられています。日本では先日の
教育課程審議会答申で「作る」というのは出ていますが「誰が」という
のは出ていません。しかし、やはりIEPを作る、という考え方にそって
実践していけたらと思っています。教師と親御さん(本当は専門家も
入れて)で合意しながらやっていけたら、ということですね。

 ところでA君は、昨日「たづくり」を私の指示で途中で半分ほど食べて
いました。他の物を食べた後で「つつ」と言ってたづくりのお椀を指さし
ました。私がカードの方に手を向けると「のこします」と言いました。
「いいよ」と言うと自分で残飯用のビニール袋をセットして入れていました。

 私も「食べさせなければ」というプレッシャーから解放されてすごく楽
ですし、A君もコミュニケーションすることで自分が楽になる体験を積んで
くれれば、より表出してくれるような気がします。コミュニケーションの
能力は「やって良かった」という体験が積み重ねられないと身につかない、
と言いますから。

 今年の私のテーマはいろいろあるのですが「子どもも楽、先生も楽、
保護者も楽」というのも大きな柱です。「楽」というのは手抜きと思われて
反発されることもあるのですが、この「楽」の意味、わかって頂けますよね。

 どんな意思表出の手段(例えばどんなカード)を使えばいいか、など、工夫
し準備しないといけないことは山ほどあります。また「午前の学習」を始めて
私はすごく気持ちが楽になっているのですが、しかしもちろん教材を工夫し
作るのは昨日のように遅くまでかかったりします。それでも授業がお互い
楽しく楽にできるよなあ、って気がしています。(と言いながら私が一番
作ってなかったりしますが(笑))

 今日は「○○祭準備」までに時間がとれたら短くても「午前の学習」の
引き継ぎができたら、と思います。
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追記
 ベテランさんは他職種の方なので、打ち合わせには参加できることは少な
いのです。(週に1度はありました)こういった文は必ずお渡ししています。
しかし例えばBさんにスプーンを次から次へと突っ込んで完食させるのが上手
でした。Bさんも特に嫌そうな表情では無かったです。
 それについては私は何も言えませんでした。


posted by kingstone at 12:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の記事(1998年度後半) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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