※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年03月27日

年間指導計画 号泣

 教師や支援者さんは怒濤の書類作りに入りますね。

 年間指導計画には思い出があります。

 過去の記事です。
−−−−−−−−−−−−−−−
号泣


 今日は卒業式の全体練習でした。
 明日は予行。
 そして明々後日が卒業式です。
 
 昨日、いろんなことがありました。

 ある「業界の著名な方」がわざわざ学校にいる私のところへ電話をか
けて下さいました。友人から話がいったのでしょう。私の実践を出版す
る本の一部に載せたいとのことでした。

 私はその方が私をkingstoneとしてよく知っている(意味、常識の無い
とんでもない奴、たいへん情けない教師である)と思って話をしていま
した。だから普通なら「社会的な仮面」をつけてしゃべるところを、ま
るまるkingstoneとして話していたのですね。

 で、その方が「年間計画が」とおっしゃったので、私は私とつきあいの
ある方だとよくご存知のバカ笑いをしてしまったのですね。で「私、年間
計画なんか立ててないんですけど」

 激怒されてしまいました。「笑われるようなことでありません」とおっし
ゃい、電話をガシャンと切られました。後で「何か変だなあ」と思い、いろ
いろ調べたら私の勘違いで、先方は私のこと、たぶん何もご存知ない方だっ
たのです。

 相手を怒らせてしまった、ということがすごくショックでした。
 それもこちらの勘違いで相手の方との距離の取り方を間違ってしまった、
という完全にこちらのミスですし。

 結局のところ昨日の夜はその後始末(っても私流ですけど)に忙殺され
ました。

 でまた、夜中に現在水疱瘡の息子が「頭が痛い」と言いだし、嘔吐まで
し始めた・・・であわてて病院に(片道40分くらい?)に連れて行きま
した。着いた頃には落ち着いて「問題なし」になっていましたが・・
(すわ、髄膜炎か、と思ったのです。今日診断しもらったら単なる
 流行性腸炎でした)
 
 それやこれやで寝たのが午前3時・・・寝不足もありました。
 それらが伏線でした。

 で、今日は卒業式の流れをざっと流して行きました。

 証書授与、C君には介助について頂かないでやってみました。
 今日は手をあげて返事をしてくれました。
 また証書を頂く机の前で上手には気をつけはできないし、途中小走りに
なったりするところはあるけれど、一応介助なしでちゃんとできました。
それでええやん。


 F君は授与式はまあまあ・・・写真を見て移動する、というのは難しい
のですが、まあそれでも流れにのってたかな・・・
 
 ところでF君は式の最中も「トイレ」のサインを出します。
 どうしようか、とも思いましたがさっと立って連れていく、というのが
何度かありました。でもほんとに出るんだもんな・・・。
それでええやん。(最後の一度は我慢させました)

 授与式が終わってビデオです。
 どの子も机の上での勉強をしているところが出てきます。
 もちろん他の活動も出てきます。
 それを見てウルっと来ました。
 私は「年間計画」もよう立てない情けない教師だけど(で、もちろん
作れるなら作った方がいいのだろうなとは思いますけど)とりあえず
ここまでやった。それでええやん。

 でビデオが終わって歌。「ありがとう、さようなら」

 もう堰が切れました。
 号泣してしまいました。

 実は療育援助セミナーで複数の方から「泣かないでよ」「泣くな!!」
と言われてました。まあ別に泣いてもええんやろけど、わざわざボード
などで書くことでは無い・・・ほんまです。

 でも泣いてしまう私がいます。
 でやっぱり書いてしまう(笑)
 で、それでええやん・・・

 しかし・・・ほんま現実生活に支障を来すなあ・・・
 実習生さんにも「熱いハートと冷静な頭」なんて言ったのに、
冷静な頭はどっかに行ってしまってます。


 ※ ここで書いた私以外の他の方への批判などはご遠慮下さい。
   あくまでも私から見た一方的なものですし、ほんまあれこれ
   いろいろ事情というのはあるのです。トラブルを起こしたり、
   いろいろあったり、ってのは私の未熟ゆえのことが多いです
   から。
   私が書きたいことは「それでええやん」ってことだけです。
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追記
 電話が切れた時に、前にいる教頭先生に「まいったなあ、実は・・」
と少し事情を話しました。すると教頭先生は「何言ってんの。うちの
中学部、素晴らしい年間指導計画を立ててるじゃないの」とおっしゃ
いました。

 その瞬間「年間指導計画って立てても無駄なんだ」と思いました。
 当時の中学部の実践は・・・・

 年間行事計画はスケジュールですから書けます。

 しかし、一人一人の子どもは目の前でどんどん変化し、また停滞し
たりします。目の前の「今、ここ」を追求していくのでいいのじゃな
いかと思います。年間指導計画なんて立てられるのか?

 年間指導計画を立てる時間にビデオ分析をした方がよほど役に立ち
ます。

 書類作りに追われて肝心の実践ができないのは馬鹿みたいなことで
す。


posted by kingstone at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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