※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年03月09日

威嚇で従っていたと思われた生徒のその後(1例)

 大昔の話です。

 こだわりの強い自閉症の生徒。

 前年は威嚇の上手(?)な超ベテランさんが担任していて、周囲
から「指示によく従っている」と思われていた生徒。(しかし翌年
の様子を見ていると、パニックや周囲からはわけがわからないと思
われる行動を出していたのではないかと思います。威嚇・指示の直
後では無かったので、周囲の人には因果関係がわからなかったので
はないかと)

 翌年、私が週に1回だったか2回だったか、自立課題学習をする
ようになりました。

 威嚇の上手(?)な超ベテランさんはいなくなっていました。

 1年たった卒業式の日、生徒は在校生として出席予定。威嚇の上
手(?)な超ベテランさんは招待状が届いたのでしょう。来賓とし
てやって来ました。

 登校して来た生徒は超ベテランさんの顔を見るなり「ギャーッ」
と叫んで走って校外へ逃げて行ってしまいました。

 お母さんと担任が追いかけ、その日は学校に戻るのは無理、とい
う判断で帰宅することになりました。

 後で担任が
「超ベテランさんがかわいそう」
と言ったので
「かわいそうなのは生徒や」
と私は答えました。

 ・・・これだけでは何か科学的な結論を出すことはできないでし
ょう。たった1例ですし、単に「普段見ない顔」が来たから逃げた
だけ?

 でももう私には十分です。

 後日談が続きます。
posted by kingstone at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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