プール事件の前だったのか。
この先生は若者Cになりますね。
以下以前の発言を引用。
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若い先生。プールの時、水に入ることを音声言語で伝えたがわか
らない(あるいは入りたくない?)でじっとしているお子さんに、
デッキブラシを振り上げる(たたくぞ、という迫力で)。お子さん
はプールに入りました。
この例は、だいぶ後年で、私もキレてた時期なので、若い先生を
後で校舎の裏に呼んで(笑)「そういうことはしてはいけない」と
いうことを強く言いました。若い先生はびっくりされていたようで
す。そういうことを言われたことが無かったようで。(注・前にも
書きましたが当時の校長先生は職員朝集などで「体罰はいけない」
「怒声を上げて指導するのはやめるよう」という意味のことはよく
おっしゃっていました。ただそれだけでは現場は変わりにくいし、
現場で声を上げる人が必要だったのだと思います)
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この若者Cさん。
後日、こんなことを報告してくれるようになりました。
ある、電車が好きな自閉症の生徒。
時々、周囲の者の意図とは違って「脱走」して電車に乗りに行く
ので周囲は困っていた。
ホワイトボードにたまたまCさんが
「今日は何で帰りますか? 電車 バス」
と書いて見せた。
するとこの生徒は「電車」を指さした。
いくら「いや、今日はバスだよ」と音声言語で言っても、「電車」
を指さす。このCさんはどうしたらいいかあせってしまった。
ホワイトボードにたまたま「月間行事予定」が貼ってあった。
1日から31日まで縦に日程が書いてあるもの。それを見せて、指
さしながら後日校外学習があり、その時電車に乗れることを音声言
語で伝えた。
すると、生徒は納得して「バス」を指さし、バスに乗って帰って
行った。
「ええ話やなあ」と答えました。
若者達、みんないい奴です。でも見本が「威嚇と暴力」しかなか
ったし、そんなことはいけない、こういうふうにしたらいい、とか
言ってくれる人がいなかっただけなんです。