※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年03月09日

自尊心を大切に

 大昔の話です。
 標題はそぐわないかも。

 校庭で、音楽をかけて体操をしていました。ビシッと並んでとい
うのではなく、なんとなくみんな(教師も生徒も)集まってやって
いる感じ。

 一人の自閉症の生徒が、かなり離れたところにいて、関係ないこ
とをやっていました。一体何をやっていいのかわかっていなかった
のだと思います。

 若者Aが「こっち、こんか!」と怒声をを上げ、その生徒を突き
飛ばし、強引に引っ張ったりしました。別に誰も何も言いません。

 私はキレて

「止めろ!それ以上その子の自尊心を傷つけるな!」と叫びました。

 ・・・変なセリフですね・・・まあ、私がその頃、大事にしようと
していたのが何か、はわかります。でもって「威嚇や暴力はだめ」と
言ってる私が「威嚇」しているわけで・・・

 その先生は、はっ、としたように止めました。

 その時は、私は何のフォローもしなかったです。「こう考えて、こ
うしたら」なんて言いませんでした。

 2〜3日したら、その先生が
「あの子ね、あの後よく見るようにしていたら、自分からみんなの方
 に来て、自分から体操しようとしていました」
と報告してくれました。
「そう、良かったね(ニコ)」と答えました。

 私とは関わりの薄い先生で、私に報告する必要も無かったのですが、
もちろん嬉しかったです。
posted by kingstone at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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