中学部でこんな事件が起きました。
自閉症の生徒。音声言語はたくさんあり。人には関わろうとする。
この生徒が、校庭で自転車に乗っていて(わざと)他の生徒をひ
く。その場にいた先生(この先生は、温厚で決して威嚇や暴力を使
う先生ではありません。他の同僚からも校長先生からもむちゃくちゃ
信頼の厚い先生でした)がその生徒を強く蹴飛ばした。
この時は中学部会で話し合いが持たれ、職員会でも報告がありま
した。このような事件が起こっても情報共有されたり、話し合われ
たりすることは珍しいことでした。
この先生ご自身が、そして校長先生が、これをいい機会として、
このような威嚇と暴力を無くそうと計画されたふしがあります。
で、中学部からの報告。
「愛情を持って見守っていこう、という結論になりました」
私は激高して立ち上がり、発言しました。
「愛情はみんな持っているんです。今までも。でもうまくいってい
ないんじゃないんですか。まず自閉症を理解するところから進め
るべきじゃないですか。わかりました。私は自主研修会をします。
是非みなさん参加して下さい」
何ともまあ、上から目線と言うか・・・(苦笑)
この後、私が去るまで、月1回、土曜日の午後(当時は土曜日に
授業があった)自主研修会を開きました。多い時は10人くらい集
まりましたが、参加者は基本的には少なかったですね。1回だけで
すが、1人で開催場所に時間1杯座っていた、ということもありま
した。
会に魅力が無かったのかな。それとみなさんお忙しい、というの
もあった。残っておられる人はみんな事務仕事が忙しそうだったし、
そうでない方は早く帰りたいものでしょうし。
平日の勤務時間終了後の方が良かったかもしれない。