※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年03月08日

自閉症の人に音声言語で話しかける

 大昔の話です。

 私は、TEACCHを学び始めた頃「自閉症の人には音声言語で
話しかけてはいけない」のか、と悩んでいたことがあります。(今
は「威嚇することと無表情で伝えることと1」で書いたように考え
ています)

 TEACCHの5日間のトレーニングセミナーに参加しました。
 この時はメジボフ先生の講演もあり、またセミナーのトレーナー
として
 
 ジャック・ウォール(髭のジャック)
 ディビッド・クーノボリ

の2人がノースカロライナのTEACCH部から参加してくれてい
ました。

 ジャックの子どもへの対応を見ていました。参加していた全部の
子へかどうかは忘れましたが、少なくとも1人の子へはおおいに声
をかけていたのは確かです。(日本人の子どもに英語で!)

 私が覚えているのは、何か子どもができた時に
「Good job」とか
「Excellent」とか
他にも、いっぱいいっぱいの褒め言葉でした。めちゃ語彙が豊富。

 最後の日の懇親会の時にジャックに話しかけました。

「私はTEACCHでは、声をかけてはいけないのかと思っていた
 が、あなたがいっぱい声をかけているのを見て安心した」

するとジャックは

「はっはっはっ。俺はおしゃべりだから、俺の口を塞ごうとしたっ
 て無理な話さ」

と答えてくれました。私は基本的に英語はできないのに、なんでわ
かったんだろ?まあ、やりとりはでき(?)ました。

posted by kingstone at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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