私は、TEACCHを学び始めた頃「自閉症の人には音声言語で
話しかけてはいけない」のか、と悩んでいたことがあります。(今
は「威嚇することと無表情で伝えることと1」で書いたように考え
ています)
TEACCHの5日間のトレーニングセミナーに参加しました。
この時はメジボフ先生の講演もあり、またセミナーのトレーナー
として
ジャック・ウォール(髭のジャック)
ディビッド・クーノボリ
の2人がノースカロライナのTEACCH部から参加してくれてい
ました。
ジャックの子どもへの対応を見ていました。参加していた全部の
子へかどうかは忘れましたが、少なくとも1人の子へはおおいに声
をかけていたのは確かです。(日本人の子どもに英語で!)
私が覚えているのは、何か子どもができた時に
「Good job」とか
「Excellent」とか
他にも、いっぱいいっぱいの褒め言葉でした。めちゃ語彙が豊富。
最後の日の懇親会の時にジャックに話しかけました。
「私はTEACCHでは、声をかけてはいけないのかと思っていた
が、あなたがいっぱい声をかけているのを見て安心した」
するとジャックは
「はっはっはっ。俺はおしゃべりだから、俺の口を塞ごうとしたっ
て無理な話さ」
と答えてくれました。私は基本的に英語はできないのに、なんでわ
かったんだろ?まあ、やりとりはでき(?)ました。