※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年03月07日

診断が大事という話3

 大昔の話です。

 あるお子さんとのつきあいの話を書きました。
 何の診断も無いお子さんと、うまくつきあえだした、わけです。
 で、そのお子さんが実は自閉症じゃないか、と指摘を受けた話を
書きました。

 本当にびっくりしました。
 私も自閉症の方とのつきあいは長く、勉強もしてきたつもりでし
た。しかしわかっていなかった。

 指摘を受けて「そのお子さんは自閉症である」という前提で、本
を読んでみました。見事に一致していました。何故わからなかった
のだろうというくらい。

 そして、それを理解した上で対応を考えていたら個別のつきあい
も、周囲の調整もしやすかったと思います。

 そのお子さんの以前のエピソードがいくつかあります。

 別の病気で入院(小児精神科ではないですが、小児の専門病院です)
した時に「本人の行動がワガママ」と言われ「親の育て方が悪い」と
言われたこと。

 学校で「親が悪い」(という言葉そのものでは無いですが)と言わ
れたこと。

 その他多数。

 いずれも周囲が「自閉症」という名前も、それへの対応も、もちろん
個人への理解もわかっていなかったための間違いです。

 やっぱり、診断は大切だし、診断に基づく適切な対応、将来の見通し
は大事です。
posted by kingstone at 14:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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