あるお子さんとのつきあいの話を書きました。
何の診断も無いお子さんと、うまくつきあえだした、わけです。
で、そのお子さんが実は自閉症じゃないか、と指摘を受けた話を
書きました。
本当にびっくりしました。
私も自閉症の方とのつきあいは長く、勉強もしてきたつもりでし
た。しかしわかっていなかった。
指摘を受けて「そのお子さんは自閉症である」という前提で、本
を読んでみました。見事に一致していました。何故わからなかった
のだろうというくらい。
そして、それを理解した上で対応を考えていたら個別のつきあい
も、周囲の調整もしやすかったと思います。
そのお子さんの以前のエピソードがいくつかあります。
別の病気で入院(小児精神科ではないですが、小児の専門病院です)
した時に「本人の行動がワガママ」と言われ「親の育て方が悪い」と
言われたこと。
学校で「親が悪い」(という言葉そのものでは無いですが)と言わ
れたこと。
その他多数。
いずれも周囲が「自閉症」という名前も、それへの対応も、もちろん
個人への理解もわかっていなかったための間違いです。
やっぱり、診断は大切だし、診断に基づく適切な対応、将来の見通し
は大事です。