知的障害養護学校で、威嚇と暴力に悩んでいた頃。
教育委員会から指導主事が来られました。現場の教師を指導する
立場の方で、みなさんよく勉強しておられます。その主事さんは、
うちの学校出身とのこと。
主事さんが歩いているところを声をかけました。
「あの、威嚇と暴力で指導する方がおられて困っているのですが・・」
主事さんは爽やかな笑顔で答えました。
「ああ、僕もやってたしい」
嘘やろ、と思いました。とりあえずこれ以上、話してはいけない、
と思ってその場を去りました。
後で、長年その学校に勤めておられる先生(この先生は優しいけど
自閉症のお子さんにはどう対応したらいいか、おわかりになってなか
った先生。まあ、でも、威嚇と暴力は使われていませんでした)にお
聞きすると「いやあ、あの先生、威嚇はひどかったよ」(暴力はわか
りません)
教育委員会にも下手には相談できないのだな、と思いました。
ちょっとショック。
もちろん、昔の話です。今は違っていると思います。
ホームページを見ても、昔なら考えられないようなことが、いっぱ
い書かれてあったりしますから、今はきっと良い方向に変わっている
と思います。