私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年03月05日

小学部では威嚇や暴力が無くなった

 大昔の話です。

 知的障害養護学校4年目。
 
 小学部では威嚇や暴力が無くなっていきました。
 これは別に私の影響というわけではありません。

 威嚇や暴力を使う人たちが異動で居なくなっていった。
 多くの人は口に出さないまでも威嚇や暴力がおかしいなとは思っ
ていた。

 というのが本当のところだと思います。

 そんなある日、校外マラソンのために子ども達も教師も集合して
いました。前後の詳しいことはわかりません。偏りの強いタイプの
自閉症のお子さんが立ち上がってその場を離れようとしたようです。

 担当のある先生(以前書いたこともあるよく勉強してやたら難し
いことを言う、TEACCHのセミナーにも参加したことのある先
生(ためいき))がその子の胸ぐらを掴み、何か威嚇の言葉をはき
座らせました。

 私はその場では何も言いませんでした。その日、学部会がありま
した。すべての議題が終わり、その他の話になった時に、私は発言
を求めました。

 最近小学部では以前と比べて威嚇や暴力が無くなった。たいへん
嬉しく思っている。しかし、今日これこれこういうふうに威嚇して
いた。確かに思わず手が出そうになる時もあるかもしれない。しか
し指導法としてはまずいし、無くしていこう。

 大体、こんなふうだったと思います。「自閉症の特性は」とか
「だからこうしていこう」というところまでは話はできなかった
と思います。

 みなさん、真剣に聞いて下さっていたと思います。

 ある先生(威嚇した先生とは別)が、私が話している最中、急に
立ち上がり、部屋を出て行きました。この先生、実は私と同じよう
に変な先生(笑)で、また私と同じように教師集団からは浮いた存
在の先生でした。だから誤解されやすい。

 ある若い先生が
「kingstone先生が大切な話をしている時に出て行くなんて」
と怒っていましたが、私は違うんじゃないかなあ、と思っていまし
た。

 後日この「変な先生」にうかがうと、「この学校で(公的な会議
の時間に)こんな話ができるようになった、と思うと感激でじっと
していられなくなった」とおっしゃってました。やっぱり。

 多分、それ以前から威嚇と暴力に対して言動で「それはいけない」
と周囲に伝えていたのは、私とこの先生の浮いた変人二人だったの
です。

 もちろん多くの人が、心の中ではおかしいと思い、場合によって
はしかめっ面したり「そんなことしなくても」とつぶやいたりはし
ておられたけど。

 まあ、そんなふうにして小学部では威嚇と暴力が無くなって行き
ました。
posted by kingstone at 13:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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