http://kingstone3.seesaa.net/article/182528818.html
障害児教育フォーラムの過去ログの中に、昔書いたものを発見しました。
「人間性」ではなくて「人柄」でした。
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TEACCHスタッフが「人柄」と言う時
「青年期・成人期のTEACCHプログラム」を見ました。
これはTEACCHのやってる青年・成人のためのさまざまな事業のことを教えてくれます。
ちょうど他の会議室ですが「ああいうのは嫌だ」という発言がありました。で、お話をうかがってみると「支援つき雇用の支援者(ジョブコーチ)」の態度がどうもたいへん失礼、みたいな話だったので目を皿のようにして見てみました。
で、たぶんこれだな、というのがありました。
モービルクルーというTEACCHのスタッフが仕事を取ってきて外へ一緒に働きに行く形態があります。何人か一組で動きジョブコーチが一人ついて行きます。画面ではお家の掃除に行ってました。
で、ジョブコーチは自閉症の方々がうまく仕事ができるように段取りするわけですが、それでうまくできだすと本を読んでたり、自分の勉強をしてたり、ぼーっと(?)見てたりするわけです。
でワンシーンではロッキングチェアに腰掛け足を組んでチェアを揺らしながら見てました。他の場面では日本人である私が見ても「失礼」と思える部分が無かったのでここだなあ、と思いましたです。
ま、このジョブコーチの名誉のために少し補足すると他の場面では一生懸命段取りしたりしてる場面も映ってました。でも、基本的に、自立的に作業できるようになれば、後は私の仕事じゃないよ、というのはありそうでした。ま、極めてアメリカ的ではありますな。
ところで参考になる部分はいろいろあったのですが、ある意味で私にとってすごく面白いシーン(というか語り)がありました。
CLLCという低機能の自閉症者のための職場と居住施設を兼ねたプログラムがあります。そこのディレクターのメリーベスさんがこんなことを言ってます。そのままではなくて大意ですが
「ここのスタッフはみな自閉症の人たちが好きなのです。こういう感情は教えられるものではありませんから、採用の時に人柄を見るのも大事なことです。」
あれだけ自閉症の特性ということについてうるさく言うTEACCHのスタッフが言うのだったら納得するなあ、というところがあります。メリーベスさんも続けて
「自閉症の方にイライラする人は自閉症の特性を理解していないのだと思います。特性を理解すれば、また自閉症の方に共感できるようになり好きになることができます」
と言ってはりました。
同じ言葉でも「どんな人がどんな場面で言うか」によって納得できたり、納得できなかったりするところがあるよね。

