私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年03月01日

あるお子さんの「トイレに行きます」表現の変遷

 大昔の話です。

 あるお子さんの周囲に対する「トイレに行きます」の表現の変遷を書いて
みます。なお、これは昔ATACカンファレンスで発表したことがあります。

1 最初、授業をしていて、急に立ち上がろうとする。周囲の教師はわけが
 わからないまま手で押さえて座らせようとする。(後で「あっ、トイレ
 だったんだ」とわかる)

2 トイレ(洋式便器)の絵のカードを用意し、トイレの入り口にも貼り、
 絵カードをとんとんして周囲に知らせてもらうことを指導。時間がかかった
 ができるようになる。そして一人で行って帰って来る。

3 絵カードがコミュニケーションブックに変わる。

4 授業中立って外へ行こうとする。音声言語で止めるか「どこ行くの?」と
 聞いたか、忘れた)すると、彼は腕を伸ばしトイレの方向を指す。(指で
 差し示したか、てのひらで指し示したかは覚えていない)はっきりと、周囲
 に「トイレに行きたい」が伝わったので、それ以上誰も止めない。

 「トイレに行きます」は表現してくれれば確かに教師にとってはありがたい
のですよね。しかし普通の生活の場面では、別に表現しなくてもいいことです。
へんに、いちいち表現する癖をつけるようなもんではなさそうです。もちろん
聞かれた時に答えられたらよりいいことではありそう。

 この例も、TEACCH的な取り組み、考え方であれこれ考えていろいろ
取り組んだ結果だと思います。

 そういえば、発表した時にビデオを見ていた方が(発表内ではTEACCH
という言葉は出さなかった)
「TEACCH的に取り組んでいるのですね。いいなあ。私の所ではまだ
 取り組めません」(理由は聞かなかった)
とおっしゃってました。





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