TEACCHの2日間セミナーへ行って、やっと自立課題学習と
いうものが分かりました。
それと、セミナーの講義で実際に教材を作るというのがあり、
とても役に立ちました。20分で1個だったかだけど、それだけ
でも最初は大変でしたけど。(それに、やっぱり始めはトンチンカン
な物を作ったりもします)
そういや、後年の資料かなんかで「5分間で10個を目指しましょう」
とかいうのもあったなあ。さすがにそれはきついと思いますが、
現場では、あんまり時間かかると続かないですもんね。私も最初よりは
後の方が随分速く作れるようになりました。
その知的障害学校では、全体で動く、学部で動く、クラスで動く、の
3パターンの授業だったかな。ごめんなさい、はっきり覚えてない。
えっと、私は小学部に属してたんですが、当時は少なくとも私のクラス
では机の前に座っての勉強というのはありませんでした。そういうのはその
お子さんたちには無理と思われていたわけですね。確かに当時の授業とか
考え方だと、机の前に座ってする、は、ねらわない方がみんなの幸せのため
には良かったと思います。
机の前に座るのは、給食の時だけかな。
つまり給食というのは「わかること」だからできる。
クラスで動く授業の時、私は3人のお子さんを担当していたのかな。
威嚇の上手な超ベテランさんは2人。
若めのベテランさん2人。
ベテランさん1人。
組み合わせは介助度の軽重というか知的な軽重というか(何か嫌な
言葉ですね)そういった物の量が担当者に均等になるように分けられて
いました。
それぞれ別々のことをやってもいいことになっていました。
初めに私の担当している3人のお子さんと自立課題学習をすることに
しました。その時間だけ、1つの教室を借り切ることができました。
(つまり、そのたびに部屋を用意し、片づける)
どうやってたんだろう?
まあ、一人ひとりに合わせて、わかるワークシステムを用意して、
教材を用意して、休むスペースを作って、ってやったことは確かだな。
えっと、その時はブースが必要のお子さんはいませんでした。
やってみたら、余裕でできました。
そこで、クラスで、それぞれ担当しているうちで、知的に軽度(と思
われる?)のお子さんを私に引き受けさせてもらうことを提案してみま
した。(まだ始めたばかりで、それ以上のことは提案できなかった)
心よく許可を頂けました。
しかし超ベテランさん・・
「へん。賢い子はええな。いろいろ考えてもらえて」
あのなあ・・・私は、重度のお子さんを担当したらそのお子さんの
ことを考える!言えませんでしたけど。
5人担当することになったわけですね。
やってみたら十分できました。
[追記]障害児教育フォーラムの過去logを見ていたら、4人でした。
ごめんなさい。まあ、そういう間違いもあると思って読んで
下さい。
後年、私は最大で7人担当しました。
できましたね。
あっ、先に書いておくと、翌年になると重度のお子さんも、全員
机の前にすわってする自立課題学習ができるようになりました。
結構喜んでみんな取り組んでいたと思いますよ。
お子さんによっては、教師が横についたりはしてますけど。
ま7人なんて何の自慢にもなりませんが。成人施設は基本が担当
8人で、10人以上なんてざらなんて話をお聞きしますもんね。
教師は恵まれている。恵まれているからできること一杯あります
もんね。