TEACCHの2日間セミナーから帰って来て、まず何をやったか、
というのは正直なところもう覚えてません。パソコン通信の障害児教育
フォーラムには書いたと思うのですが、うつになったせいか、パソコン
のCドライブが一杯になった時に他のデータもぜーーんぶ一気に消して
しまったのです。
で、たぶん、こんなことから。
自閉症のお子さん。
靴を脱いで入るタイプの教室。
外から帰って来て、中に入る時に靴をあっちこっちに脱ぎ散らかす。
それまで、何度言っても同じ。
あれ?その度、指さしと言葉で直させてたのかな?
それとも、あきらめて直さなくてもいいにしてたのか?
うーん、忘れた。
でも毎回脱ぎ散らかしてました。
で、すのこの外側の靴を脱ぐべきところにテープを#の形に貼りました。
外出から帰って来た時に、そのマークを指さしながら、
「ここに脱いでね」
と言いました。
彼は、そこに靴を揃えて脱いでくれました。
次の時からは、何の指示(言葉・指さし)もなしにそこに脱いでくれ
ました。
ただそれだけのことです。
そういや、後日、マークを外してもOKだったかな?
学年が変わって教室が変わっても、何も問題がなかったことは確か
ですね。
感動しました。
別に「思う通りにこいつを動かしたったあ」みたいな喜びじゃない
ですよ。えっと「できないことをできるようにした」でもないですね。
できることで、しかも別に嫌でもないことで、単にわからないから
しなかったことが、わかってできるようになった。
(わかってするようになった、のほうがいいのかな)
ちゃんと伝わった。
嬉しかったです。