※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年02月16日

TEACCHの2日間セミナー

 えっと、TEACCHの2日間セミナーに行って感動した話を
書きました。

 もし今もあれば、私は他人に勧めます。
 私はその時、TEACCHのことを少しは理解できたと思います。

 ただ、行っても理解できない人もいた、ということを書いておきたい
と思います。私の知ってるのは1例だけですけど。

 2日間セミナーで、私の参加した1回目か2回目。同僚が参加して
いました。びっくりしました。

 この先生、勉強好きで、いつも難しい話をしてはりました。

 でTEACCHを勉強しようと思って参加されたのでしょう。
ただ主催者さんに「私は忙しいので宿泊はしない」という許可を
取ってはりました。子どもたちと実際にやりとりする場面にも
いたかなあ・・・。記憶があいまいです。

 まあ講義だけで理解しようとしてたみたいです。

 学校に戻って来てからも、別に視覚支援もスケジュールも
自立課題学習もしてはらなかったな。

 で、年度末の研修冊子を見て唖然。

 そこには受容的交流療法・太田のステージ・TEACCHのことが
並べて紹介してあったのだけど、TEACCHについては
「義務を大事にします」というのをえらく強調してはりました。

 で「やるべきことは(無理しても)やるべき」みたいなことかな。

 講師の先生が、講義の中でひとこと「アメリカでは義務を守ること
を大事にします。TEACCHでも大事にします」みたいなことを
おっしゃったのは事実。

 でもセミナー全体を通した時、そこを「強調」するというなはない
なあ。

 で「やるべきことは(無理しても)やるべき」というニュアンスの
ことはひとこともおっしゃっていません。

 当たり前のことですが、自閉症の特性を理解し、個人から出発して
うまくコミュニケーションが取れるようにして(受容性も表出性も)
そのうえで「義務(って具体的にはどういう時のどういう行動なの
だろう?)を守れたらいいよね」って話になるはずです。

 自閉症の人が楽になれる、ってのが1番だと思うけどな。
 ま、こんなこともありました、ってことで。





posted by kingstone at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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