書きました。
もし今もあれば、私は他人に勧めます。
私はその時、TEACCHのことを少しは理解できたと思います。
ただ、行っても理解できない人もいた、ということを書いておきたい
と思います。私の知ってるのは1例だけですけど。
2日間セミナーで、私の参加した1回目か2回目。同僚が参加して
いました。びっくりしました。
この先生、勉強好きで、いつも難しい話をしてはりました。
でTEACCHを勉強しようと思って参加されたのでしょう。
ただ主催者さんに「私は忙しいので宿泊はしない」という許可を
取ってはりました。子どもたちと実際にやりとりする場面にも
いたかなあ・・・。記憶があいまいです。
まあ講義だけで理解しようとしてたみたいです。
学校に戻って来てからも、別に視覚支援もスケジュールも
自立課題学習もしてはらなかったな。
で、年度末の研修冊子を見て唖然。
そこには受容的交流療法・太田のステージ・TEACCHのことが
並べて紹介してあったのだけど、TEACCHについては
「義務を大事にします」というのをえらく強調してはりました。
で「やるべきことは(無理しても)やるべき」みたいなことかな。
講師の先生が、講義の中でひとこと「アメリカでは義務を守ること
を大事にします。TEACCHでも大事にします」みたいなことを
おっしゃったのは事実。
でもセミナー全体を通した時、そこを「強調」するというなはない
なあ。
で「やるべきことは(無理しても)やるべき」というニュアンスの
ことはひとこともおっしゃっていません。
当たり前のことですが、自閉症の特性を理解し、個人から出発して
うまくコミュニケーションが取れるようにして(受容性も表出性も)
そのうえで「義務(って具体的にはどういう時のどういう行動なの
だろう?)を守れたらいいよね」って話になるはずです。
自閉症の人が楽になれる、ってのが1番だと思うけどな。
ま、こんなこともありました、ってことで。