私の異動した知的障害養護学校でその頃は、給食は出された物は
全部食べさせるのが良しとされていました。食べさせられない教師
には「できないやつ」と評価される暗黙のプレッシャーがありまし
た。
多分味覚も感覚的に健常な人とは異なっているため、好き嫌いの
あるお子さんの口に極めて上手に食物を突っ込める方が「さすが
ベテラン」と評価されていました。
あと手で突っ込まなくても、何とも言えぬ威嚇(迫力?)で、
食べさせるのが上手な方もいらっしゃいました。(ただその方
も、最初は有無を言わせず無理矢理突っ込んだのかもしれない
とは思っています)
私は・・突っ込んだこと、あります。
そうしなければならない、と思っていました。
でもうまくいかなかった。
情けなかったです。
この時のまわりの雰囲気というかプレッシャーというか。
ごく普通の人が、戦場でまわりの雰囲気で虐殺に荷担してしまう、
という気持ちがよくわかります。
あっ、この文だけ読んだ方は暗い気持ちになってしまいますね。
えっと、前向きの教訓としては
「もちろんいろいろ食べられた方が良いにこした事は無いけれど
偏食で死ぬことは無い。食べられない物があってもいいじゃん」
と覚悟を決め、保護者としては「あっ、食べられない物があっても
いいですからねえ〜」と教師にしっかり伝えておく、というのが
良いのではないかな。
おっと、文が飛躍しすぎか・・・
で、続きます。
給食の思い出2