今日、シネ・リーブル神戸で観てきました。
私は知らずに行ったのですが、山崎エマ監督の舞台挨拶もありました。
私は元小学校にも居たとはいえ、もう20年も前の話。
今の小学校ってどんなだろう、と思って行きました。
なお、英語の題名は
「THE MAKING OF A JAPANESE」(こうして日本人は作られる(でいいかな?))
まあ、いろんな「特別」があるかもしれません。
世田谷区の区立塚戸小学校。(なんと言っても東京23区内。学校の近所にマンションが林立してましたが・・・お高いんでしょ、という感じ。校区には古くからの住宅地もあるけれど)
2021年の春から2022年の春(つまり新型コロナ真っ最中。「日本では、2021年2月から医療従事者への接種が始まり、4月から65歳以上の高齢者、そして年内に「日本国民のほぼ8割に当たる1億119万人あまりが国内で少なくとも1回の接種を受けた」ってことですし、映画内にも描写が出てきます)
そのうえで、ですが、監督さんがまるごと小学校生活を描こうとしてはるのはよく伝わってきました。
なお、フィンランドではヒットして20館で上映、そして学ぼうとしてはるとか。
で、だいたいは私の予想通りというか、地域性もあるかもしれませんが、すごく授業とか先生が子どもに対する態度というか、そういうものが20年前より精緻化されているというのか、「良いものを追求してきた結果」すごく私にとっては息詰まる感じになっているというか・・・
少なくとも、私、若くても今、小学校教師やるの無理だわ。
私自身は1年担任の先生が「毎日平均台の上を歩いているよう」とおっしゃった言葉に胸を衝かれました。
なんか、めっちゃわかります。
私が教師やってたころは片道2車線の車道くらいの幅があったのが、今は平均台くらいになってるのじゃないか。
熱血の先生が多くいらしてひいた部分もあるし・・・
でも、保護者からの圧、教育委員会からの圧、とかいろいろあって「良いものを追求してきた結果」なんだろうな。
この学校はどうかわかりませんが、学校に行きたくなくなる子の気持ちがよくわかるような気がして。
なお、監督は「日本の先生に自信を持ってもらいたい」という思いがあったそうです。
質疑応答の中でも「(嬉しそうに)フィンランドで評価されてるなんてびっくり」と言われていた現役の先生がおられました。
う〜〜む・・・(今、フィンランド自身は今までの教育方針を反省してて、だから学ぼうという姿勢なのだと思います)
なお、こちらには NewYork Times の貼った23分の動画があります。
貼れるかな?(おお、貼れた!)これを見ると、私の感じたことが少しわかるかもしれません。
しかし、興味のあるかたは映画全編を観に行かれることを勧めます。