私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2023年12月26日

母の入所



 11月末に、母のちょっとした傷と内出血の腫れを診てもらおうと、病院を受診したところ、血液検査の結果がめちゃめちゃ悪く緊急入院ということになってしまいました。

 また、その病院で内出血の腫れに対して切開処置して頂きましたが、周辺の皮膚の恢復がおもわしくなく、少し離れた形成外科のある病院に転院しました。

 なお主治医さんに処置部を見せて頂きましたが、まあ言ったら進撃の巨人状態(筋肉が直接見えている)でした。

 主治医さんたち(複数科のお医者様が関わって下さっている)といろいろ相談し、積極的なリスクを伴う治療は無しで、となったのですが、そうするとあまり病院としてできることはなく、毎日の洗滌とガーゼ交換は必要ながらも年末に退院ということになりました。

 もともと、家で看取りたい、とケアマネさんにはお伝えしていました。

 しかし・・・洗滌とガーゼ交換を年末・年始や、デイサービスを休んだ時は家でやらなければいけない。

 また、ここに来て、私の生活リズムの狂い、妻が現在腕が動かせない状態、と入院前からとみにベッドからの車イス移乗やトイレに困難が出てきていた母の介護に自信が持てなくなりました。

 そこでケアマネさんに相談したところ、仲介業の方を紹介して頂き、こちらがだいたいの予算を言い、その方と介護つき有料老人ホームを見学に行ったところ、そこに入る(入れる)ことに、あっと言う間に決まってしまいました。

 予算は、1時金と月々の費用が年金+8万円ほど。なお、施設によってかかる費用はピンキリなので、もっと安いところも高いところもあるとのことです。

 自宅よりは手厚く、また看護師常駐(昼間ですが)であり、私や孫たちが会いに行くのも、連れ出してレストランに行くなども無問題とのこと。

 新型コロナの流行以後、そういうことは難しいと思っていたのですが、そんなところもあるのですね。

 今は諸手続き、入所準備にてんてこ舞いしています。

 しかし・・・入所施設がすぐに見つかる・・・

 もちろん、そのためには、もういろんな人に相談しまくったわけですが。



 私が障害のある方の入所に関わった時は・・・もう入れる施設を探すのもたいへんだったよなあ、近所に無くて県外まで問い合わせる必要があったよなあ、とその差にびっくりです。

 まあ動いているお金の大きさが違うのでしょうけど。

 もちろん、お金の問題は、年金以外に年100万円ほどかかるので、すごく長期になるとどうなるのか?またインフレでその金額は上がらないのか、いろいろ不安はあります。

 しかし、とりあえず現時点では「介護殺人」みたいな事件は起こさないですみます。

 障害のある方もそういうふうにできたらいいのにな。




posted by kingstone at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 福祉関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月22日

映画『SPY ✕ FAMILY』




12月22日公開って、まだまだ先だなあ、と思っていたのに、もう今日になってました。

これからめっちゃ忙しくなりそうなので、今日行って来ました。

しっかり SPY✕FAMILY でした。

なんか近隣の学校などの終業式があったみたい。大きな箱でしたが、5列目より後ろは幼児を連れた家族連れ、その他その他で満席でした。(前のほうは座らないのかな?。確かにアニメでアップになった時はちょっとしんどいか)




ーーーーーネタバレ(?)ありーーーーー

 もう予告編を見れば想像がつくかもしれませんがう◯こが劇中超重要テーマになり、言葉ももろ出てきます。

 もちろん日本なら大丈夫。なんせ(私も含め)大の大人が Twitter でう◯こと書いてる国だし・・・

 でも海外展開ではどうなんだろう?

 子ども向けでなくなったり、上映禁止になったりしないだろうか、とちょっと心配になりました。

 海外展開の役割の人もいるもんな・・・


 SPY✕FAMILY は「かりそめの家族」の話ですが、でも家族って本来そういうものかもしれない。

 もちろんこの物語みたいに全員血がつながっていない家族もいるだろうし、血がつながっている家族もいるだろうけど、しょせん別人格。

 あとはヨルさんみたいに「母になろう」とする努力が大事なのかも。

 ロイドさんも「任務だ」と思いながらも、アーニャを泣かせた相手に激しく怒りを伝えているし。(こぶしは蚊と机に向けたけれど)

 まあ、でも頭では「任務が終わったら解散」と考えて、アーニャを心配させるけれど。

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関連 Toggerer まとめ


「アニオリ」って、コミック原作には無い、アニメ用のオリジナルストーリーを略した言葉なんですね。初めて知りました。





posted by kingstone at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月21日

お金を節約しようと思い始めた話(おめめどうで言う予算軸)




の、記事の下のほうに、「資料1 A君の行動援護報告」というのを書いています。

その中に

「どこへいきますか?」とメモで尋ねると、路線図の大阪を指差す。ところが、「じゃあ、お金高いからな」と言いながら貯金箱(透明のプラスチック容器)から千円札を2枚取ろうとすると、私の手を押しとどめ「神戸」と言う。(すごい!)

ということを書いてありますが、そのきっかけとなったと推定されることを書いていませんでした。

A君と関わり始めた当時の様子を再掲します。

A君は中1。2つの放課後等デイサービスを利用していましたが、当時、他害や周囲を困らせる行動があり

・1つの事業所をやめさせられそうになっていた(関わり始めた直後にやめさせられた)
・もう1つの事業所でも、どう関わっていいかわからなくなっていた

という状態で、私が関わり始めました。その半年後、かなり落ち着いてきた時の話です。

まず前提条件として、A君の家から「神戸」に行くのに比べて「大阪」に行くには、交通費が何倍もかかる、ということがあります。
また、

「お金があれば物を買える」(行動援護時)
「家事活動でお金を儲けることができる」(最初の頃は無茶熱心に回数多く)
「買いたい物が手持ちのお金より高ければ買えない」(行動援護で1回)

という体験は積んでいました。

行動援護で自分の好きな物を買うのはそれまで3回くらい。

そしてそれまでの私との関わり、もう1つの事業所への SV などで彼の他害はほとんど無くなっていました。


この、私が「大阪」までの交通費を取ろうとしたら、私の手を押さえて「神戸」と言ったのは、1月のことでした。

その数日前、家で書き初めをしていてお母さんがつい先ごろ買った大事なビーズソファを墨汁まみれにしてしまい、新しいのを買うしかない状況になりました。お母さんはムカッとして「高いんやで!あんたも半分出し!」と言って(というかたぶん怒鳴ったんだろうな・・・)彼の貯金箱からお金をごっそり取っていきました。

(しかし、この「半分」というのが親心なのかも)

それが「痛い経験」となって私が千円札を貯金箱から2枚も取り出そうとした時に、私の手を押さえ、行き先変更し、小銭で済むようにしたのだと思われます。

おめめどうで言うところの「予算軸(お金の感覚)」ができてきたわけですね。

なお、その頃、「家事活動など充実した活動がある」「そして感謝される」「(カレンダー・スケジュールなどで)みとおしのある暮らしがある」などで他害は無くなってましたが、

・私への抱きつき、肩組み(中1なら社会的な関係ならやらない)
・私への頭さわり(中1なら歳上にはやらない)
・メモ用のサインペンで私の手に書く(たぶん注目を求めて)

などがあったので、それらの行動をしたら罰金10円をもらうことを伝えたコミュメモの画像は再掲します。
※クリックすると大きくなって見やすくなります

10円もらう.png

なお、これらのエピソード、いずれも、

・見てわかる環境が、本人にわかるように整ってきた
・充実した活動が増えてきた
・褒められたり、感謝されたりすることが増えてきた

などの後であることにご留意ください。
(いきなりはできません)
できれば「罰金」的なものはやりたくないですもんね。

posted by kingstone at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | おめめどう・視覚支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月18日

「働くから学びへ LEARNプログラムで見えてきたこと」ATAC2023



「働くから学びへ LEARNプログラムで見えてきたこと」
中邑賢龍・赤松裕美 , ATAC2023 , F-4(「働く・学ぶ」カテゴリ 4)

このページに


世の中「子どもは学び、大人は働く」という常識で(先進国は?)動いている。

だから児童労働は禁じられている。しかし・・・

というところから話は始まります。

そういや、私が中学生の時には新聞配達していた友達いたな。

また今話題のヤング・ケアラー問題についても、ネガティブな面だけが強調されているけれど、ひとつひとつのやってることは褒められることだよね、と中邑先生。

それに対し赤松先生が「ちょっと今日は体調悪いから」って休めないからねえ・・・とツッコミ。

そうやな。またお金も出ないし・・・

このあたり、私は妻のことを思い返していました。ちょっとくらい体調悪くても、私や子どもたちのために家事やってくれてたもんな・・・最近は私も少しはやるようになったけど、体調の悪い時なんて「こんな時でもやってくれてたんやなあ」と思います。

あと、支援級のお子さんで、不登校で親御さんの店で働いていたお子さんを見て、その支援級の先生が「あんなの子どもの生活じゃないわ」と憤然と言っておられたのを聞きながら、「いやあ、あなたの支援級に行くよりもよほど充実してたかもしれんやん」と思ったのも思い出しました。

で、不登校になってるお子さんとか、まあいろいろ事情のある方たちに、まずアルバイトをしてもらおう、というプロジェクトです。

これでいいのが、

・外出する機会となる
・意欲を高めるチャンスとなる
・苦手を見立てる場となる(いろいろな苦手がわかる)
・働くことのたいへんさと、喜びを知ることができる

とかいうあたりかな。
こちらに実際にプログラムをやっている時の動画がいっぱいあります。

面白かったエピソード。

◯りんごの収穫で、働いた時給分りんごがもらえることになった。子どもたちは大きな袋を持ってきた。実際にもらえたのは 3個/1時間だった。

◯大学生サポーターもたくさんやってきた作業。
大学生「何を子どもたちに指導・サポートすればいいですか?」
中邑「楽しく収穫してください」
大「いえ。子どもたちに何をすればいいか」
中「何もしなくていいです。楽しく収穫してください」
参加していたある子。「そんなことしない」と周囲を走り回っていたが、昼食の少し前に自分から作業を始めた。昼食休憩で食べ終わるとすぐに大学生さんに「早く続きの作業をしようよ」

なんか、わかります。

ほんと、「学ぶ←→働く」をもっと自由に行き来できるといいのかもしれない。

なお、あの有名なニトリの似鳥社長さんとも協力してあれこれやっておられます。


posted by kingstone at 19:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「働くとは?超短時間雇用という考え方から考える」ATAC2023



「働くとは?超短時間雇用という考え方から考える」
近藤武夫 , ATAC2023 , F-3(「働く・学ぶ」カテゴリ 3)

 近藤武夫さんは、東大先端研の教授です。

 この講義は公開のホームページを使ってプレゼンされました。
この超短時間雇用モデルという言葉は、私の頭の隅には入ってたのだけど、あとで理由がわかりました。

障害者雇用促進法で決められているのは


※20時間以上30時間以下の短時間勤務の精神障害者、身体障害者、知的障害者は1人を0.5人としてカウントします。20時間以上30時間以下の短時間勤務で重度身体障害、重度知的障害のある人を雇用した場合は1人当たり1人としてカウントします。

ということで、20時間未満は「雇用」と認められていなかったんですね。

ということは週5日出て、1日4時間以上、ということになります。

で、障害のある方の場合、いろんな障害がありますから、結構これがしんどい場合がある・・・

そこで超短時間労働も障害者雇用として認めていこう、というものです。すでに7自治体が地域実装してはる。早くから実装した順に

1.川崎市
2.神戸市
3.渋谷区
4.港区
5.岐阜市
6.いわき市
7.品川区

これらのところでは自治体にセンターを置いている。

で、各自治体で実装されてきた経過が面白いというか、やっぱりな、というものでした。

川崎市は、障害福祉課の方がオープンキャンパスの時に来られて、話しているうちにこれだ、と思い努力して実装された。

神戸市は、やはりオープンキャンパスの時に、車椅子に乗った市会議員さんがやってきて話しているうちにこれだ、と思い、神戸に帰ってから近藤先生に「ちょっと来てください」と話があった。行ってみると、障害福祉課の方とかずらずら並んでいるところでプレゼンする場が設けられていた。

2つとも「何とかしなきゃ」と思っておられる方が、外に情報を求めて、ヒントを得て周囲と(近藤先生とも)協力して実現した、ということですね。

ちなみに市会議員さんを検索してみたらこの方でした。

そして神戸市の場合、B型との併用も認めている。
これがすごい。

神戸市が早くから実装していたせいで、私、自立支援協議会に出席した時に、お話をうかがってたんだわ。

で、「超短時間雇用モデル」の冒頭の2枚の画像、私の事務所から歩いて5分のご近所さんです。

パン屋さんは マルイパン
寿司屋さんは 増田屋

そしてこちらに詳しいことが書いてありました。


なお、「超短時間雇用モデル」のところに

「1日15分、週1日からでも働ける雇用モデルと社会実装」

と書いていますが、今まで20時間以上で 0.5人、というしばりのあったところから、10時間以上で0.5人というところまで(これは全国的にかな)来た(ひょっとしたら2024年度からだったかな?)きたそうです。

 5時間、週2日か。
 4時間、週3日とかも。
 2時間、週5日とかも。

で、近藤先生のおっしゃっていた「始めるのに大事なところ」は

・まず本務(その会社の人がやりたいこと)とその他(誰がやってもいいこと)の切り分けをする。
(これ、「その他なんて無い」と思っていても、丁寧に見ていくと意外とあるものでした。実際に「無い」と言っていた経営者さんが、話し合っているうちに「こんなのもあるか」みたいな)

・その他の部分に特化する。
(ビジネスマナーやコミュニケーションスキルなどは端から期待しないでもらう。そして特化している部分で「ええ仕事しまっせ」と価値ある仕事と認めてもらう。障害理解とかは後回しでいい)

 マルイパンの場合だと、生地の整形に時間が取られる。しかしご主人はできるだけ接客に行きたい。で、整形の部分を任せられる人がいたらいいな、と。

・こちらは「御社を助けてあげますよ。それで御社の価値が上がりますよ」という態度で行く
(上から目線ということではなく、対等ということだろうな。会社も助かるし、働く人もプライドと責任感を持てるだろし)

・雇用率を上げるために時間を伸ばす、という方向に行かないように気をつける


なるほどなあ、です。




posted by kingstone at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする