大阪府の
から
総括表
24学級編制方式別生徒数・外国人生徒数・帰国生徒数
をダウンロードして、中学校の特別支援学級在籍者の人数と、全体の人数を出し、比率を出してみました。
総括表から、中学生総数は 220342人。
24学級編制方式別生徒数・外国人生徒数・帰国生徒数から各種別特別支援学級在籍数がわかります。
最初題名だけ見ていたら、ここに種類別特別支援学級在籍者数が出てるとわからなくて、いろいろデータをダウンロードしてしまった(汗)
なお、このデータ、市町村別にわかるようになっています。
他の県もこうなってたらいいのにな。
結果
※表はクリックすると大きくなります。
ちょっとびっくりしました。
大阪府方面(?)は昔から「みんな通常学級へ」という考え方が強いと聞いていたので、在籍者比率は少ないのじゃないか、と思っていたのです。
ところが、特別支援学級各種合計でみると
大阪府 4.35%
兵庫県 1.88%
全国 2.61%
圧倒的じゃないですか。
思い込みではなく、調べてみるものですね。
追記
実は、このエントリに書きかけて、躊躇して書かなかったことがあります。
「在籍者数が多い」→「特別支援教育担当教師が多い」ということは確かなのですが、特別支援学級で学ぶことは少ない場合がある、ということです。
上で私はこう書きました。
「大阪府方面(?)は昔から『みんな通常学級へ』という考え方が強いと聞いていた」
それで、たくさん特別支援学級の教師がいることにして、その人手を原学級(親学級(通常学級))での交流の指導というか、場合によってはずっと現学級にいさせる(本人は出て行こうとしたりする)ための人手として使っている。場合によってはその教師が単にいさせるための重石として使われてたり・・・
これは小学校の場合ですが、ある有名な映画の中で、自閉症のお子さんでたぶん授業がわからなく、その場にいる意味もわからなく、教室から出ていくお子さんを教師が連れ戻している姿がありました。
私も現場主義の人間なので、あるお子さんに関してはそれがいい場合もあるかもしれないし、現場管理職の苦肉の策としてどうしても人手が必要な場合、ありなのかもしれない、と思わぬでもありません。
そして親御さんの中には「みんなと同じ場に居させてくれた。ありがたい」と感謝する方もおられるかもしれません。
しかし、お子さんによっては本来「わかってできること」がもっと増やせ、機能的なコミュニケーションを増やすことができ、卒業後の自立的な判断や意思表示ができるようになるはずで、また交流も、そのお子さんが主役になれるいい状態の(しかし短い時間だったりする)姿を周囲の人たちに印象づけられる、そういう機会を奪われていないか、検討する必要があると思います。
(これまた、問題として、しかし特別支援学級での学習の時間を作っても、そんな勉強させてもらえない、ということもあるのが現実だ、というのはよくわかりつつ)
再々掲(全国)
再掲(兵庫県)