※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2021年03月21日

2021年03月20日のつぶやき
























































































































































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2021年03月20日

行動の機能に基づく支援が長期間実施され続けるシステムを築き上げるために必要なこと





 ロブ・ホーナー、ジョージ・スガイら(Horner,Sugai,& Todd,1966)による、行動の機能に基づく支援が長期間実施され続けるシステムを学校内に築き上げるために、学校に必要な条件。

ということですが、もちろん「学校」を「事業所」に変えても同じですよね。

1つ目

・学校の年間目標の上位3つのうちの1つとして、行動支援を確立するべきであること。


 私、ずーーっと以前は「学校の目標や年間目標を作る人、ご苦労さん。だ〜れもそんなもん覚えてないわ」と考えていたこともありました。でも、今は「そーいうのすごく大事やな」と考え方が変わりました。

 もちろんなかなか覚えられなかったり、美辞麗句が並んでいるだけで意味が無い文言だったりすることもありますが、管理職やリーダー的な先生たちの価値観がストレートに現れるもので、そういう方たちが何を大事にしているか、ということがわかります。

 なお

2020年特殊教育学会自主シンポジウム49


で、松山康成さんが話題提供された高校での実践では「校訓」を利用されています。

 私の卒業した高校では「質素剛健・自重自治」というものでしたが、そういうのだと年間目標よりももっと教職員が覚えているから、「校訓」にからめて利用できるといいですね。


2つ目
・学校が、校内の組織変革に取り組む目的でチームを結成し、そのチームには管理職、少なくとも1名は行動分析学の知識と技術のある者、そして教職員の代表者が含まれていること。

 管理職、つまり学校の向かう方向に全責任を負う人。

 知識・技術がある人。

 「教職員の代表者」というのは現場のリーダー的存在だろうな。またこれはアメリカでは管理職は教職員とは別で、どちらかというと行政の代表という立場というような話を聞いたことがあり、そのあたりも反映しているのかもしれない。(このあたり、アメリカは多様すぎて、地域によっては違うかも)

 確かに、少なくともこの3者は必要、ってか日本だと、校長や教頭は現場教職員に「任せたで。報告だけでええし」とやりそうだけど、もちろん現在あるシステムを使ってやっていくのだけど、やはり管理職の臨場は欲しいなあ。


3つ目
・上記のメンバー(校内の組織変革に取り組むチーム)全員一緒に研修を受ける必要があること。1〜2名だけが研修を受けて、他のメンバーはそのメンバーに指導を受ければよいとすることは避けること。ひとつの学校で5〜10名のチームメンバーが全員一緒に研修を受けることが重要である。

 組織変革の方向性を一致させるために、すごく大事だと思う。

 あと、時間の無駄が無い。

 もちろん「メンバーが指導する」場合、メンバーのいい勉強にはなるのだけれど、「今、ここで、変革していこう」という時、時間がすごくかかって後手に回って結局うまくいかなくなる、という可能性もある。あと勤務時間中にこなそうとすると、勤務時間外に講師役の人は準備しなけりゃならなくなるかもしれないし。

 あと、それぞれの人が、それぞれで考え深めていく時間が取れるかな。

 ひとつの学校で5〜10名・・・何人規模の学校を想定しているんだろう?アメリカの学校の場合は全然想像がつかないな。

 だいたい教職員の1/4〜1/2くらいを想定しているんだろうか?

 児童発達支援や放課後等デイサービスなら、全員参加でいいくらいかな。

 でも時間を設定しづらいことは確かだな。


4つ目
・研修で新しく学んだ支援手続きについて、どのように学校内に導入するかを考えたり、具体的な計画を立てたり、その計画を実施したりするのに必要な時間とリソースが、そのチームに与えられていること。

 これ!これ!

 1人で考える時間も、集まって考える時間も、両方いるよね。

 あと、リソースとしていろんな物品、印刷物も必要だし。


5つ目
・教職員は、行動支援チームが何を目的として活動しているのか、そのチームからどのようなサービスを受けられるのかについて十分知らされていること。

「行動支援チームは我々を助けてくれるためにある。楽にさせてくれるためにある」

といのがはっきりわかるように、ということですね。

もちろんそれは「(児童・生徒の)行動の機能に基づく支援」によって、子どもたちが楽になり、ニコニコすごせるようになることによって実現されるわけですが。

情報共有、共通理解、が大事。


6つ目
・新しい支援計画が導入された成果について、教職員に対して、正確な情報を定期的に提示できる評価システムが整備されていること。

そうやなあ・・・「正確な情報を定期的に提示できる評価システム」っての、現場に無いことが多いからなあ。

たいていは「やりっぱなし」になってしまう。

何をどう評価するのか・・・それを考えなくちゃいけない。


7つ目
・新しく導入する支援手続きは、全ての関係者がその効果を高く評価できるだけの成果を生み出すとともに、それに伴って教師に新たに必要とされる時間的コストは最小限となるものに限定すること。

この「新たに必要とされる時間的コスト」を最小限にするために、4つ目の

・研修で新しく学んだ支援手続きについて、どのように学校内に導入するかを考えたり、具体的な計画を立てたり、その計画を実施したりするのに必要な時間とリソースが、そのチームに与えられていること。

が大事になるんですよね。

 一見逆説的だけど。


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2021年03月19日のつぶやき




















































































































































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2021年03月19日

2021年03月18日のつぶやき


































































































































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2021年03月18日

2021年03月17日のつぶやき








































































































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