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2020年10月23日

サラリーマン球団社長 清武英利著





 著者清武英利さんご自身が、あのナベツネオーナーの元で巨人のサラリーマン球団社長をされていました。

 この本では、タイガースの野崎勝義さん、カープの鈴木清明さんのことを取り上げてはります。

 野崎さんは1995年に阪神電鉄の航空機を利用した旅行代理店、阪神航空からタイガースに出向。

 鈴木さんは1983年に松田耕平オーナーの息子、松田元氏に請われて東洋工業(マツダ)を退職し、カープに入社。
(松田耕平氏は1977年に東洋工業の代表権の無い会長になり、経営から身を引いている。カープと東洋工業(マツダ)はこの時点で無関係とみていいのかな)

 共通点はどちらの球団も「どん底時代」だったということ。


 野崎さんがタイガースに出向する時に夫人に励ましとして言われた言葉。

「もともとがダメ虎やから、これ以上悪くならへんよ」

 読んでると、阪神は「強くなる」ことよりも、派閥を大事にしたり、OBが隠然とした力をもっていたり、なんかぬるま湯かつ、合理的な意見が通らない体質(ひょっとして今も?)やったみたいね。

 また久万オーナーってのも、言うことがころころ変わったりしてたみたいだし・・・

 それを改革しようとして、野崎さんが吉村浩氏を招聘してBOSを実現しよう、スカウティングシステムを改善しようとしたのに、現場スカウトのサボタージュで運用できなかったとか、組織あるある、IT化を進める時のあるある話やなあ、と思いました。

 そして、吉村氏が日本ハムファイターズに行き、運用できるようになり、ファイターズの優勝に一役買ったとか。


 しかし、それでも野村監督を招聘し、野村監督がまっとうなことを言い(でもフロントも現場の選手もあまり変わらなかったみたい)、野村さんは沙知代さんの脱税問題で辞任せざるをえなくなります。

 で、星野仙一監督が就任するわけですが・・・

 私は知りませんでしたが、高血圧で体調がめちゃ悪かったみたいですね。試合が始まると数値が上がり、試合後動けなくなったり、専属医師が試合には常についてはったり。210まで上がったことがあるそう。

 よく、2003年にセ・リーグ優勝されたもんだ、と思います。

(なお、1985年の優勝時は、私は小学校の教師をしていました。優勝の翌日、朝教室に入ると黒板いっぱいに「優勝おめでとう」という言葉とたくさんの絵が書かれており、みんなで「六甲おろし」を合唱しました)


 広島は、「お金が無い」というのは周知の事実で、それゆえにということでもありますが、昔から「育成」に力を入れてはった。これは日本だけではなく、ドミニカでも育成のための球団を昔から作ってはった。これも鈴木さんは最初から関わってはります。

 また松田耕平氏は、職員にメジャーリーグの視察をさせたり、選手をあちらの下位リーグで研修させたり、進取の気性がありはったようですね。

 お金が無いことについては日本プロ野球選手会のアンケートで

「カープは12球団で1番年俸評価に不満を感じるが、1番交渉の誠意を感じる」

という評価を得ているそうです。この「誠意を感じる」というのは大事やな、と思います。

 まだ、新しい広島球場ができていなかった、資金的に厳しい時代、1999年に緒方が巨人の誘いを断ってカープ残留を決めた時に、カープから1億7千万円の年俸を提示され、

「こんなにカープが払えるんですか」

と聞き返した、というエピソードが残っているそう。

 しかし、鈴木さんの努力が実り、新しい球場ができ、黒田、新井が戻ってきて、2016年から3年連続リーグ優勝を果たされてます。



 鈴木さんが東洋工業時代に先輩から聞いたたとえ話。


 ある旅人が石を運んでいる人に尋ねた。
1人目「石を運んでいるんです」
2人目「塀を作っているんです」
3人目「寺を作っています。みんなの心がやすまるような」
 単調な仕事も、いつも何の目的をもってやっているか、を考えていることが大事。


 なるほどな。
 視覚支援のためのカードを作るなんてえのも、結構めんどくさい作業なわけです。
 でも、「成人後の自立的(サポートありでも良い)な暮らしのため」ということを常に意識しておくのは大切だもんな。


  








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2020年10月22日のつぶやき






































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