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 あくまでも、私個人の意見です。

2020年09月10日

「特別支援学校における福祉との連携のための取り組み」を読む



日本特殊教育学会第58回大会ポスター発表(障害一般)P12-52
「特別支援学校における福祉との連携のための取り組み ー放課後等デイサービス事業所との連携の実態に関する聞き取り調査よりー」
畠山和也 西牧謙吾 衛藤裕司

※これは私の「勝手読み」ですので、興味を持たれた方は、日本特殊教育学会第58回大会に参加され、原文にあたって下さい。9月15日まで受け付けています。
「参加申込」


 これは基本的な調査として大事なもんじゃなかろうか。

 そして、ここに表れた「いい実践」「課題」をより深く掘り下げる元になるもんじゃないかな。

I.目的
 特に、教育と福祉の連携については、学校と児童発達支援事業所、放課後等デイサービス事業所等との相互理解の促進や、保護者を含めた情報共有の必要性が指摘されている。

とあって、これは私は知らなかったのですが、平成30年(2018年)3月に文部科学省と厚生労働省が「家庭と教育と福祉の連携『トライアングル』プロジェクト」の報告書がまとめられているって。
II.方法
 A県立特別支援学校10校(知的障害8校、聴覚障害1校、肢体不自由1校)の学校長協力のもと、教頭や教務主任、特別支援教育コーディネーターに聞き取り調査票を記入してもらい、後日訪問して2時間程度の口頭による聞き取り調査を行なった。


 すごいっすね。

「現状に関する回答」と「課題に関する回答」に分けて分類してはります。

論文の表1と表2をブログで見やすいように少し改変して引用

表1 連携の現状に関すること(数字は回答した学校数)
1 相互理解のための相互訪問
・教員が放デイを訪問(8)
※位置づけ:ケース会議(2) 出張扱い(1) 年次研で視察(1) 新小1は必須(1) 個人的(3)
・放デイ職員が学校を訪問(7)
※内容:学校公開(5) 授業見学(2) 行事(2) 研修会・公開講座(2)
2 学校が把握するためのツールの活用
・放デイ利用状況調査(学校が保護者対象に実施)(3)
・関わる放デイ一覧表(学校が作成)(3)
・送迎ルール等の文書(学校が作成)(3)
・放デイ登録用紙や利用者名簿(放デイが学校に提出)(1)
3 ケース会議の実施
・ケース会議(10)不定期で必要に応じて開催
・引継ぎ会議(新・転入生)(3)
4 保護者の同意を伴う支援計画の共有
・保護者の判断で支援プランや支援計画を提供(3)
・ケース会議の時にお互いの計画を共有(3)
・保護者に支援プランや支援計画の提供を依頼(2)
・保護者の同意のもと、合理的配慮の部分を共有(1)
5 相互理解のための研修の実施
・学校の研修会で福祉職員が講師(4)
・福祉事業所の研修会で教員が講師(3)
6 児童生徒の情報ツール
・緊急対応マニュアルの共有(学校が作成)(1)
・送迎カード(学校が作成)(1)
7 関連機関との連携
・自立支援協議会(3)
・福祉課、子ども支援課(2)
・障害相談ネットワーク会議(1)
・子育て支援センター(1)
8 連絡会の設定
・定例の連絡会(6)
※回数:年1回(3) 年2回(1)  年5回(1) 不明(1)
・新規参入事業所に個別に説明(3)


表2 連携の課題に関すること(数字は回答した学校数)
1 立場、意識、専門的資質の違い
・放デイ職員、相談支援専門員の専門性に不安がある(4)(無資格未経験、入れ替わり、外国人)
・教育的視点と福祉的視点のすり合わせが難しい(4)(立場、ルール、指導観の相違)
・教員の意識改革、学校が謙虚になる必要がある(1)
・運営主体によって支援方針が異なる(1)
2 日程調整・負担の増加
・日程調整が大変(6)
・コーディネーター、担任の負担が増える(2)
3 個人情報の取り扱い
・保護者の同意が得られない(3)
・個人情報保護の関係から共有できない情報がある(2)


 今後、この表の項目に表れたことを深め、改善していける
ようになればいいのじゃないかな。

 まず早急に必要なのは、課題のところに表れた、「日程調整、負担の増加」の解決で、

1.現場の先生や福祉事業所の人が連携を取りやすいように、双方に十分なお金をつけること。(支援部専任の教師の増加、福祉事業所が人を出しても代替の人をつけることができる人件費)

2.現場の先生の不必要な仕事を「しなくていい」というふうにして、労働環境を整えること

というあたりだろうな。

2020年09月09日のつぶやき














































































































































posted by kingstone at 00:01| Comment(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする