日本特殊教育学会第58回大会ポスター発表(その他・部門間交流)P13-22
「学生ボランティアによる「指導報告書」の活用 放課後等デイサービスと学生の連携を目指して」
山下樹更 立石力斗
「学生ボランティアによる「指導報告書」の活用 放課後等デイサービスと学生の連携を目指して」
山下樹更 立石力斗
※これは私の「勝手読み」ですので、興味を持たれた方は、日本特殊教育学会第58回大会に参加され、原文にあたって下さい。9月15日まで受け付けています。
「参加申込」
「参加申込」
もう、最初に気になることを書いておきます。
学生ボランティアさんが来て下さる、ということは素晴らしい実践をされている放課後等デイサービスだろうし、発表者さんのもとで学生が学びたいと思う魅力的な方たちなのだと思います。
でも・・・事業所ならせめてバイトさんとして雇ってあげたいな。
で、相手がバイトさんでも、正規採用の職員さんでも、ここに書かれている実践は大切だし、役に立つと思いますから。
私自身、ボランティアグループを運営していたこともあるのですけど、それは学校に勤務する片手間で、事業所としてやっていたわけではなかったし、また当時はまだ稼ぐ仕組みも無かったし・・・
【目的】
1.職員等による学生の個別支援のための時間の確保が難しい
2.大学と機関・団体とが密に連携することが難しい
などの課題(藤田, 2008)
について課題解決をしようという目的。
【方法】
1)ボランティアを行なった事業所(以下A事業所)
2)参加学生の概要
特別支援教育を専攻する学生
3)ボランティア学習実践の概要
学習サポートでは、A事業所の指導員および第二著者が児童生徒の実態に合わせて指導計画を作成した。 |
(これ、いいっすね。学生じゃなくても、最初から丸投げされたら、何をしていいかわからないと思います)
4)指導報告書の活用
毎回、学生に指導報告書の作成を求めた。指導報告書は、長期目標や短期目標、当日の学習の様子等を記入する欄があった。 |
(これもいいっすね。しかし、長期目標や短期目標を書いた紙は記録用紙を入れるファイルの表紙裏にでもポケットを作って入れておけば、毎回書く必要は無いとは思いますが)
5)学生に対しての研修
OJT と Off-JTを連動して行なった。
(これもいいっすね)
職員および筆者は学生が指導において困難に感じていることや不安なことへの助言も行なった。学生は毎回の「指導報告書」の作成に加えて、月1回程度、児童生徒の指導方針についての会議に参加した。 |
(これもいいっすね。でもほんと、バイト代を払ってあげたい)
【結果】
児童・生徒、ボランティア学生双方にいい結果が出ています。
【考察】
指導報告書によって情報共有ができ、職員と学生とのコミュニケーションもよく取れた。
この実践、システム、本当に「よきこと」が起こるだろうと予想できるし、実際に起こったようです。
しかし問題はお金だなあ・・・
これは事業所だけの問題ではなく、学校も同じだと思います。
学校は、サポーターさんとして、ボランティアさんや、安く雇える人を使っていたりしますけど、根本的には研修もきちんと受けることのできる正規採用の教師を増やすことが大事じゃないかなあ・・・