ワイルドサイドをほっつき歩け
副題が「ハマータウンのおっさんたち」
以前書かれていた「労働者階級の反乱」に出てきたおっさん(おばさんも出てくる)たちとののエピソードをまとめてはります。
だいたいが夫氏(白人、アイルランド出身、ダンプ運転手)の友達だけど、ご近所さんとか、みかこさんのお友達とかも。
で、なんかパブが重要な交流の場になってるな。
まあ、そのパブもどんどん立ち行かなくなってるそうで、本当に今回のコロナ騒動で相当のパブが潰れる(潰れた)んじゃなかろうか。
イギリス(というかイングランド)では大学もたくさんお金がかかるようになっていて、5万ポンドとかの借金を抱える学生も出てくるって。だいたい700万円!!
なお英国の医療システムはNHSと民間医療機関に分かれていて、NHSにかかるには、基本無料かすごく小額ですむ。で、それは現在も維持されているのだけれど、受診がどんどん困難、たどりつけなくなっているって。
夫氏はすごい頭痛でたいへんなのだけど、決して民間医療機関を受診しようとしない。
みかこさんが著作でお金が入って来てるので、高いけれども民間病院に予約をとっても断ってしまう。
みかこさんが「なぜそこまで?」と尋ねたら
「何か、負けたような気がするから」
と答えはったとか。
なるほどな。
自分たちの誇りとしてきたもの、それが使えないなんて認めたくない、お金があれば受診できる(お金がなければ放置される)なんて世の中は嫌だ・・・みたいなところかな。
自分たちの誇りとしてきたもの、それが使えないなんて認めたくない、お金があれば受診できる(お金がなければ放置される)なんて世の中は嫌だ・・・みたいなところかな。
私のブレイディみかこさん単著の読書メモ