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 あくまでも、私個人の意見です。

2020年06月08日

2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史著(講演録)




 あれ?アマゾンで1900円+税となっていますが、私、どこでだったか、新刊で980円+税で書いましたが。
 裏表紙にも980円と書いてます。

 裏表紙に書かれた瀧本さんの肩書は

・京都大学客員教授
・エンジェル投資家
・教育者

 京大で、それまでの経歴を買われ、いわばMBAの事例研究的授業(ケースメソッド)をやってはりました。

 この本は、京大生だけが聞けるのはもったいない、東京でもいろんな人に聞いてもらえたら、という編集者の思いで実現した、2012年の東大での講演録です。

 既にお亡くなりになっていることは知っていました。だから「2020年6月30日にまたここで会おう」というのは果たせないままになられたわけですが。

 瀧本さんは「若者に戦う武器を与えたい」という思いがあり、なのでその編集者の出版社(この本を出した星海社)の顧問になってもらう時に肩書を「軍事顧問」にされたとか。

 有名な投資家、ジョージ・ソロス(カール・ポパーの弟子だったんだって!)は共産主義を倒したかった。で、いろんなことにお金を使ってやってみるのだけど、全然うまくいかない。唯一うまくいったのが、コピー機を共産国にばらまいたこと。つまりコピー機をばらまくことによって多くの人が表現手段をもったから、と。コピー機が武器になったわけですね。

 で、瀧本さんの主張は

「カリスマの指導よりも、武器をもったたくさんの人を」

ということになるのかな。

 あと

「自分で考えて、自分で決めることが大事」

「パラダイムシフトは世代交代」

都市社会学者のリチャード・フロリダの研究。
「都市間競争では多様性のある都市が成功する」

マーク・グラノヴェッター
「弱いつながり」

 ベンチャー企業というのは100社あって、成功するのは3社くらい。97社は失敗する。でもそれは織り込み済みの失敗であり、それでいい。
 なるほど。

 このあたり、研究予算について「選択と集中」を主張している文部科学省とかに対し、いろんな人が「それじゃだめなんだ。とにかくばらまいて、失敗も多くあるかもしれないけれど、その中から真にイノヴェーティブな成果が出るんだ」と言ってはるのにつながるな。

 で、失敗は織り込み済みなんだから、「たまたま失敗した人」は助ける、と。それがベーシックインカムとかになる、と。

 会場から「ベンチャー企業で成功するのは3/100と言いつつ、瀧本さんの投資は9勝1敗とかだが、その秘訣は」と問われて

 投資する時は、「たとえ事業がうまくいかなくなっても、どこかが買収したくなる会社を選ぶ」ということをモットーにされているとか。だから投資がパーになることが無い、と。


 なんか、めちゃ面白かったです。

posted by kingstone at 21:35| Comment(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月07日のつぶやき








































































































posted by kingstone at 00:01| Comment(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする