読書メモ
6世紀以降の資本主義(?)
重商主義(絶対王政)
自由主義
帝国主義(独占資本主義)
国家独占資本主義
新自由主義
変遷例
16世紀 重金主義
他国の鉱山を開発。
スペインのアメリカ中南部征服
17世紀 外国との貿易
国内産業保護、外国製品に高い関税あるいは輸入禁止
東インド会社 イギリスの覇権
19世紀半ば イギリス産業革命
国家の規制が邪魔なので自由貿易を確立する
19世紀末 アメリカが世界一の工業国
帝国主義の時代
寡占化、金融が力を持ち、また強いところに再編されていく
(その最後に日本も参加したんだよなあ)
で、著者は現在が新帝国主義の時代だと言う。
以前のように植民地を作ることはコストが高くなりすぎてやらなくなった。
しかし、資本輸出で帝国を作ろうとしている。
以前のように植民地を作ることはコストが高くなりすぎてやらなくなった。
しかし、資本輸出で帝国を作ろうとしている。
(まあ、これは現在中国がアフリカやその他の小さな国に対して行なっているし、アメリカもロシアもやっているだろう。EUも東南アジアの旧植民地に対してやっているとのことだが)
イギリスの歴史教科書には、自分たちの失敗について考察させる部分がある。
また自分たちの教科書に対する「こういう批判があるだろう」というのも書いてある。
(なお、15〜16世紀の「囲い込み運動」ってとんでもないことやってたのね。羊を飼うと儲かるってんで、それまで自分の領地に属していた農奴を放り出した、って・・・)
現在の世界の様々な困難(戦争)についての著者の処方箋
1.啓蒙への回帰
人権、生命の尊厳、愛、信頼といった手垢のついた概念に対して、不可能と知りながらも語っていく。
カール・バルトの言う「不可能の可能性」を求める。
カール・バルトの言う「不可能の可能性」を求める。
2.プレモダンの精神
「見えない世界」へのセンスを磨く