先日、神戸市垂水区で児童発達支援・放課後等デイサービスをやっておられる「ちゃま」さんに行って来ました。
住所としては本多聞なのですが、新多聞と呼ばれるコープさんの近所です。
そして古くから開発されたURの賃貸住宅(集合住宅)が並んでいる地域です。
おきまりの少子・高齢化、空室の増加などの問題が起こっている地域です。
実は、この建物ももともとはこのあたりの診療所として作られていたものだったそう。で、6年ほど前(まだ放課後等デイサービスという制度ができていなかった頃)に、理事長さんが「こういう場が必要だ」「ここ空いている」ということで、大阪のUR本部に申し入れ、前例が無かったので認めてくれなかったのを、1年通いつめて許可を得られたそう。
たぶん今は空室も多くなってきているので、こういう例も増えているかもしれませんが、嚆矢だったのですね。
私が見学に行かせて頂いた時は、お子さんたち落ち着いて活動してはりました。
基本的に「学校で疲れてるんだからゆっくりする場と考えている」とのことでした。
しかし社会的に必要なスキルが身につくように、様々な工夫がされていました。
またクーリングダウンするための部屋は程度により2室も用意されていました。(カームダウンルームではなかったですが、それでも配慮されています)
外はすぐ商店街だし、また買い物だけでなく、外で活動することも大事にされています。
いっさい広報・宣伝活動はしていないけれど、親御さんの口コミでお子さんたちがやってくるとか。
なので、現在毎日11人を超えるお子さんがやってくるそうです。(これ、放課後等デイサービスの経営に詳しい人でないとわかりませんが、10人が収益が最大化し、11人を超えると収益が下がってしまうのです。しかし断り切れずに受けてはるわけですね)
私は神戸の現状には暗いのですが、身近にこういうところがあって嬉しいです(^^)