※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2018年10月24日

スマホ de チェキ SP-2  使ってみた




を購入しました。

絵カードとして、スケジュールなどにも使うので、長方形の方がいいと考えて SP-2 に。
SP-3 だと正方形で、より大きくなりますから。

ケーズ電気で、21289円

フィルムも10枚入り 2袋セットを、1456円で買って来ました。

1枚あたり、70円ちょいか・・・


を見ると、画素数は 800×600


デジカメで撮影した写真を印刷しようと思いました。

私のは Android スマートフォン。

デジカメで撮影した写真を、必要なところだけ、トリミング。
800×521 の画像になりました。

印刷する時は、iOS でも Android でも「スマホ de チェキ」というアプリをダウンロードして使います。



( Mac 版のソフトが無いってのは残念)

プリンタに電源を入れると、プリンタがWiFiの電波を出し、それをスマートフォンと接続して印刷します。
だからプリンタとスマートフォンが直接つながる状態になるわけですね。
(室内に別だての WiFi 環境がなくても大丈夫、ということです)

Dropbox に上げ、スマートフォンから読み込んで印刷しようとしたら、こんな写真になりました。

anpandrop.JPG

正方形にさらにトリミングされてしまっている・・・
しかも、いらん情報が印刷されている・・・

そこで、メールに画像ファイルを添付し、自分に送ってギャラリーに取り込んだ上で、印刷するとこうなりました。

anpanga.JPG

これは使える。

印刷→切る→ラミネート→切る

という手間を考えると、高くついても実験的にやってみる時には良さそうです。


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2018年10月23日のつぶやき
















































































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2018年10月23日

モバイルバッテリー MAXOAK 36000mAh



 北海道の震災に関する報道をで、バッテリーの予備が必要だな、と思い大容量で、MacBook にも繋げられるように、とこれを購入しました。


 ビデオカメラで撮影しながら、そのままキャブチャして、パソコンから YouTbue で実況できたらいいな、と。

 十分の力はあるようです。

 つなぐとこんな感じ。

PA180649.JPG

 しかし・・・500g・・・重い。


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2018年10月22日のつぶやき


















































































































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2018年10月22日

雑草はなぜそこに生えているのか 稲垣栄洋著




雑草はなぜそこに生えているのか 稲垣栄洋著

雑草魂と言われ、また「雑草は踏まれても踏まれても立ち上がり生きていく」と言われる。
果たして、雑草は強い、のか?


雑草の特徴→弱い(競争に弱い)

・光を求める競争(上へ伸びる、枝を広げる etc.)
・地面の下で水や栄養を求める競争

弱いから森の中で生えることができない。そこで

・道ばた
・畑

など、人間が開いた特殊な環境で基本的に「戦わない」戦略をとる
(というか、そういう戦略に適した種が生き残った)

イギリスの生態学者、ジョン・フィリップ・グライム(1935〜)による植物の成功する要素
「C-S-R 三角形理論」

Cタイプ(Competitive、競合型)他の植物との競争に強い

Sタイプ(Steress tolerance、ストレス耐性型)乾燥、日照不足、低温などのストレスに強い
サボテン・高山植物 etc.

Rタイプ(Ruderal、攪乱依存型)環境がかき乱されるのに強い。臨機応変に変化を乗りこえる。


雑草を無くす方法。

雑草をとらない。→雑草がはびこる→灌木などが生え、藪になる→森になる→雑草が生えられなくなる
(もちろん、畑や庭の雑草を無くす方法としては現実的ではない)

「一次遷移」火山の噴火後など何もない状態からスタート。
「二次遷移」山火事や洪水で植物が無くなった状態からスタート。
      ビルが無くなった空き地などもこの状態。

植物の発芽に必要な三要素。「水、酸素、温度」

しかし雑草はこの条件が揃っても発芽しないことがある。「休眠」をする。他の植物が発芽したのをやりすごしよりチャンスをうかがう(って、別に意志をもってうかがってるわけじゃないけど)

野菜や花などの栽培植物 種を巻くと同じ時に一斉に芽吹く。そうでないと人間が困るから、そういうのを作物として選んで育ててきた。

雑草 そろわない。(そろうと同時期に悪条件で壊滅的打撃をこうむる危険がある)「不斉一発生」

例 オナモミ(ヒッツキムシ)の実の中には長さの異なった種子が入っていて、長いのは早く、短いのは遅く発芽する。

生物には本来多様性がある。お米や野菜の均一性は人間の努力の結果であり、すごいこと。

1840年代 アイルランドのジャガイモ飢饉。たった1つの品種であったから。
(漫画「銀の匙」を見てたら、西川君がとてもたくさんの品種を知っている。あんなのがいろいろ植えられていたら、ジャガイモ飢饉は起こらなかったのだろうか?)

形質が変わっていく理由による違い

「遺伝的変異」遺伝で決まる
「表現的可塑性」環境によって変化する

雑草はどちらの力も大きい。もともと形質がバラバラな上に、環境に応じて変化する力も大きい
「集団内の多様性」同じ学校の中に色々な生徒がいる
「集団間の多様性」うちの学校とあそこの学校は校風が違う

雑草の変異はよく起こる

シロツメクサ 青酸(毒)を作るタイプと作らないタイプがある
ヨーロッパの北は作らないタイプが分布し、南には作るタイプが分布している
南にはシロツメクサを食べるカタツムリがいるため
(毒を出してやろう、としたわけじゃなく、たまたま毒のあるものが生き残った、というわけ。じゃあ北は?青酸を作るのは少し負担があり、作らない方が楽なのでそちらが増えたのかな?)


ハーバード・G・ベーカー(1920〜2001)
「理想的な雑草の条件」(論文「雑草の進化(The evolution of weeds)」の中で)

12項目のうち
1.不良環境下でも幾らかの種子を生産することができる
2.好適環境下においては種子を多産する

 雑草はこの「子孫を残す」という一点でぶれない。後の点はどうでもいいと言うか、環境に合わせて変化しまくり。



「人間はそれぞれ守るべき原則をひとつかふたつ持てばそれでいい。他のことはさっさと妥協してしまえ」

臨済

随処作主立処皆真(随所に主となれば、りっしょみな真なり)」と同じだなと書いてはる。臨済の言葉は「思う通り生きる」みたいに見えるけど、自分はありつつ環境に合わせんだろう。



虫媒花(虫が同種ではあるが他の花の花粉をつけてくれることで受精)
風媒花(風で飛んで来た花粉で受精)

虫媒花は一見「虫と植物が協力し合っている」ように見えるが、それぞれが利己的にやっているだけ。それが「協力」と見える。(ひょっとしたら、人間も「利己的に動く」ことが「協力」になるのかも)

虫媒花は基本的に両性(おしべ、めしべ)があり、「他殖(自分以外のものと生殖する)」と呼ばれる。

生物には「自殖」するものもある。
ただし、「自殖」の場合は「潜性」遺伝によって隠れていた不利な条件が表に現れたり、多様性が少なくなるなどの問題がある。「他殖」のほうが多様になる。
雑草も基本的には「他殖」だが、いざ受精できないとなったら「自殖」する場合もある。


遺伝学では100年以上にわたり、遺伝子の2つの型のうち特徴が現れやすい遺伝子を優性、現れにくい遺伝子を劣性と呼んでいた。今後は優性を「顕性」、劣性を「潜性(せんせい)」とする。


セイタカアワダチソウの盛衰

 日本に入ってきた時、北アメリカでは競争する植物や天敵がいて、猛威はふるっていなかった。しかし日本に入ってきた時に、セイタカアワダチソウの根の出す毒物に対抗できる植物もなく、天敵もいなかった。そこで大繁殖をした。
 しかし、大繁殖しすぎて、自らの毒が自らを弱めた。また対抗する植物や天敵も出始めた。そのため一時の猛威は無くなった。


「雑草は踏まれても踏まれても立ち上がる」は間違い。

踏まれると立ち上がるなどの余計なことはせず、倒れたままで花をつけ、種子を作る。
「雑草は踏まれたら立ち上がらない」


ナンバー1かオンリー1か。

「ガウゼの法則」

「種」として見た場合、同じ環境で競争した場合、「1位しか勝ち残れない」
ゾウリムシとヒメゾウリムシを1つの水槽で飼うと最終的に1種類しか残らない。

しかし「1種類の生物しか生き残れない」ということではなく「棲み分け」ができる。
ゾウリムシとミドリゾウリムシを1つの水槽で飼うと、ゾウリムシは上の方の大腸菌を食べ、ミドリゾウリムシは下の方の酵母菌を食べ「棲み分け」ることができる。

暮らす環境が異なれば共存できる。
このナンバー1になれるオンリー1の場所を「ニッチ」と言う。
(「隙間」というのとはちょっとイメージが違うのか・・・もともとは寺院で装飾品を飾るための壁面の窪みのこと)



 なんか多様性の大事さをしみじみと感じる本でした。




posted by kingstone at 13:08| Comment(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする