※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2018年09月28日

2018年09月27日のつぶやき








































































































































































































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2018年09月27日

放課後等デイサービスでの職員研修のシステム(2014年特殊教育学会でのポスター発表)



 自分のブログに、特殊教育学会で自分の発表したものや企画したものの文書を出していいのか知らなかったので、今回事務室に行って聞いてみようと思ってました。そしたら友人の大学教授が「そりゃいいよ」と教えてくれたので、今までの発表や企画をアップしていこうと思います。
 なお、私の名前はハンドルネームに改ざん(笑)しています。
 ってか、実名もハンドルネームも私にとっては大事な私自身の名前です。


ポスター発表 P1-F-4
放課後等デイサービスでの職員研修のシステム
環境設定・座学・現場での OJT ・動画検討の併用
kingstone(株式会社 ソワサポート)
KEY WORDS: 自閉症スペクトラム ADHD 学習障害

(目的)

 2014 年 4 月の児童福祉法一部改正により、多くの 「放課後等デイサービス」事業所が発足した。しかし、 そこで働く職員は、多くの場合、今まで自閉症スペクト ラム・ ADHD ・学習障害などの障害のある子どもたち と、少なくとも意識して関わったことのない人がほとん どである。

 また、現時点で、多くの人がそれら診断名を 聞いたり見たりしたことはあっても、きちんと学ぶ機会 は無かったと思われる。

 そういう中で、初めて来られた職員にも即戦力になって頂き、楽しく働いて頂くための職員研修のシステムを 作ることが必要になった。

 合わせてそのために必要な環境設定についても言及したい。


(方法)

 株式会社ソワサポート( NPO 法人時代を含む)で実際に行った方法を報告する。なお、2013 年 1 月より試 行錯誤して来たが、現在とりあえず落ち着いている方式を書く。(注・2018年現在はかなり変わっている。新任研修は2回になっている)

1)新任者には、新任者研修を週 1 回 1 時間、計 8 回受けて頂く。
項目
第1回「診断名の一般的なこと」
第2回「コミュニケーション」
第3回「自立課題学習」
第4回「問題行動(?)とその解決
第5回「虐待について」(副題・個別の支援計画を立てる前に)
第6回「個別の支援計画」
第7回「事例報告」
第8回「 ICF と支援グッズ」
・第 7 回以外でも随時ソワサポートでの事例を解説する(動画をつける場合も多い)
・並行して実際に働いて頂く。

2)新任者が、「こべつ(個別学習)」を担当する場 合は、事前に過去の動画をお見せし、注意点を伝 え、その上で一度「教材」を一緒に用意する。
 なお「しごと(自立課題学習)」を担当する場合 もこのようにする場合もある。


3)現場で仕事をしながらの OJT
どのように体を使えばいいのか、
どのような教材を用意するか、
どのように声をかけるか(かけないか)などを現場で指導する。

4)週1回金曜日午前 11 時より 1 時間の座学。 ・参加は自由(注・これは2018年現在研修ではなく、様々な形のミーティングがそれぞれの時間をとって行われている)

5)月1回、事業所単位のミィーティング。 このさい、指導中の様子を動画で紹介しつつ話し合うこともある。

6)随時スタッフから報告される課題を共有し、現場で解決する。

7)児童・生徒にはもちろん、スタッフにもわかりやすいよう
「掲示」
「スケジュール」
「部屋の構造」
「具体的な物を使ったシステム」
などを整える。


(結果)

 自閉症スペクトラム・ ADHD ・学習障害などの障害 のある子どもたちは、その特性ゆえにさまざまな「トラ ブル」を引き起こすこともある。

 しかし、ソワサポートに通っている時間は、家庭・学校などから得られる情報よりもはるかにトラブルが少ない。

 またスタッフも楽に、楽しく働いて下さっているようである。

 しかし、新任研修中に「これは合わない」と感じて、来られなくなるスタッフも少数ではあるがおられた。


(考察)

 ソワサポートで働くまでに、自閉症スペクトラム・ADHD ・学習障害などについて知らなかった方は、 働くにあたって様々な不安をお持ちである。

しかし、新任者研修やその後の対応によって、子ど もたちを徐々に理解していき、不安少なく働くことが可能になってきた、と考えられる。


(課題)

 ソワサポートの放課後等デイサービス事業が発足し た 2012 年 10 月には 1か所であった事業所は、現在4か所に増え、児童発達支援事業への通所児も増えて来た。また 6 月より新たに相談支援事業も始める。(注・2018年現在、児童発達支援2か所、放課後等デイサービス4か所がある。相談支援事業所は閉鎖した)

 その中で、新しいスタッフやベテランスタッフが、 安心して楽しく働けるために研修とはどのようなもの か、さらに追求が必要である。


(参考文献)

「自閉症の療育者」 エリック・ショプラー、佐々木正美監修 1990



「発達障害児者の問題行動 その理解と対応マニュアル」志賀利一著 2000



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2018年09月26日のつぶやき












































































































































































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2018年09月26日

視線入力を活用した重度肢体不自由者のゲーム参加(大杉成喜。2018年特殊教育学会)




P9240481.JPG


ポスター発表 P6-86

視線入力を活用した重度肢体不自由者のゲーム参加
コンシューマ・ゲームを利用した e-Sports 参加に焦点をあてて

大杉成喜(皇學館大学教育学部)

KEY WORDS: 筋ジストロフィー 視線入力 e-Sports


9月24日のポスター発表は上記のところに興味があったのですが、自主シンポの「強度行動障害への支援者拡大と協働体制の充実に向けて」にどうしても参加しなけりゃ、と諦めていました。


しかし熱はあったけれど、頑張って8時半に会場に到着し、ポスター発表の横の休憩スペースに行こうとしたら、なんと大杉さんがセッティングしておられた。で、できあがってから質疑応答して下さることに。

P9240478.JPG

 まず「やってみ」ということで、まずキャリブレーションというのか、私が前に立って画面の指示に従って、視線を動かします。

 その後、マリオカートスタジアムがスタート。

 私の視線に従ってカートが左右に動くのですが、私が慣れていないので、右に視線を動かそうとすると首ごと顔全体が右へ行き、カートの動きから視線が外れてしまう。そして結局カートは走路外へ、みたいなことを繰り返しました。

 大杉さん曰く、「車の運転をする時と一緒。正面を見ながら左右をチラチラ見るでしょ」とのこと。

 たぶん「慣れてくるとうまく運転できるかも」と思いました。


P9240479.JPG


P9240480.JPG


 このシステム全体の図を、論文から引用します。

スクリーンショット 2018-09-26 16.57.36.png


以下は大杉さんからいろいろ教えて頂きながら書いています。

視線入力デバイス Tobii



視線制御用ソフトはPROJECT IRIS


PROJECT IRISの使い方等は「ボス雅やん」のサイトをご参照ください。


 今回のコンシュマーゲーム機」は Switch でした。


ビデオキャプチャーユニットは



パソコンから任天堂SWITCHコントローラをエミュレートしていたのはTITAN ONE

なお、アメリカのアマゾンで買うほうが少し安いそうですが・・・


 あっ、やっとわかった!
 日本で売ってる Tobii って現在「Windows 用」しか売ってないのに、どうやって MacBook につながっているのか不思議だったのです。
 そうか、エミュレータでつながってるからOKなんだ。

と思ったら「Boot Canmp で Windows10 にしてます」だって・・・

「Macbookを使っているのは手持ちで一番画面が精細で、軽くて速いマシンだったからです。Retinaディスプレイはすばらしいです。」

とのことです。



・勝つ体験ができる(同じシステムが2つ必要になりますが・・・しかし健常者と対戦する場合、その健常者のSwitchがあればいいんじゃないだろうか・・・)
 (今の私(もちろんガチ全力で)と戦ったらたいていの子は勝ててしまう)

・小さい頃からひとりで過ごせる能動的な余暇活動が可能になる。(テレビから流れ出るものをただ楽しむだけでなく)

・(上と同じだけど)選択活動の実際ができる。(これで視線入力が上手になれば、様々な他の選択活動に波及する)


 すごいなあ。


 なお、大杉さんとは1993年5月〜7月の特殊教育総合研究所での短期研修以来のおつきあいです。
 それ以前の私にはあまり自覚はなかったのですが、「そうか『関西人』(声がでかい、態度がでかい、ぐいぐい行く)という類型があるのか」というのを他地方の方から何度も指摘され自覚せざるを得なくなりました。でも関西人でもそうじゃない人の方が多いんだけどね・・・

 大杉さん、私、あと二人の関西から来た人が「関西の四大」と呼ばれてました。

久里浜日記1993年5月11日から(「久里浜日記1993年」のカテゴリです)


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2018年09月25日のつぶやき




























































































































































































































































































































































































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