ちょっとここんとこ、仕事に集中していて、今日は映画を観に行きたいと昨夜、今どんな映画がやってるかな、と調べてみました。
妻の送迎があるので、観たいと思ってもなかなか時間の合うのがありません。で「焼肉ドラゴン」という映画の題を見ましたがどんな映画なのか全然知りませんでした。でも大泉洋さんが出てるので、先日安住アナウンサーの番組で、大泉さんがチラシを持ってきて「焼肉を食べに行きましょう」宣伝しようとしたのに、ほとんど宣伝できなかった映画だな、と思いました。
で、少しストーリーを見てみると・・・
フィクションではあるのですが、伊丹空港のそばにあった在日朝鮮人集落中村地区がモデルになった映画だと。
中村地区についてはこの本で少しだけ知りました。
そこも興味深かったし、出ている俳優さんが
大泉洋
真木ようこ
井上真央
桜庭ななみ
と豪華だし、韓国から来られた俳優さんもきっとそのランクの方が来ておられるのだろうし、これは観に行かねばと。
桜庭ななみさんは書道ガールズに出てはった時に「素敵だな」と思いました。
国際松竹で。
二分の入り。
14:15開始の1回だけ。
でもって、14:00には着いてチケットを買い、5分前には飲食カウンターに並んでいたのに、なんかすごくモタモタしてはって会場に入ったのは14:20。
でも、予告編とか映画泥棒さんとか出てきて楽勝じゃん、と思ってたらもう始まってました(泣)
なんでだ?
監督・脚本は鄭義信(チョン・ウィシン)さん。
この方「血と骨」の脚本も書いてはるんですね。
で、「焼肉ドラゴン」はもともと舞台の脚本として2008年に書かれていたものを今回映画にしている。
姫路出身で飾磨高校を出てはるんだ。
私の生まれ育った所は下町ではあるけれど、周囲にバラックはありませんでした。
しかし友達の中には水道の無い家でカメに水をためている家や、トイレが無い(無いというか川の上に家がせり出していてそのまま川に落ちていく)家はありました。また寄せ屋をやっている家は登下校の道にあり(しかし塀の外からはわからない)、私は迷いこんでそこの子ども達と遊び、周囲の紙を取った缶詰め用のブリキ缶のきれいさに驚いているとそこの子が「あげるは」と言ってくれて貰って帰ったこともあります。
で、この映画はそれよりはかなり後のことだけれど、ここに描かれたようなバラックの集落があったわけで。
当時の私は知りませんでしたが、私の歩いていける範囲に実際にあちこちにありました。
もともとが舞台のせいか、ちょっと舞台的なやりとりもありました。
男女の愛の物語も3組出てきますが、結構きつい話でしたけど。
根岸季衣さんは、根岸さんと全然わからなかった。
大谷亮平さんは、俳優としては日本より先に韓国で活動してはったんですね。
知らなかった。
ラストもハッピーエンドとは言えないかもしれないけれど(1カップルは帰還事業に参加するし)、しみじみします。
観て良かったです。
posted by kingstone at 23:33|
Comment(0)
|
本・記事・番組など
|
|