見てきました。
イギリス国会(貴族院?下院(庶民院?)?)で労働党のアトレーが、保守党のチェンバレン首相を罷免する演説が行われた日から27日間の話かな?
私の友人はチャーチルは消去法で選ばれたと言ってましたが、確かに保守党内ではガリポリの戦いでの敗戦や、様々な失敗、性格的にも傲慢だったのかな?かなり嫌われていたよう。
1874年生まれだから、日本で言えば明治6年生まれ。
で、この映画の時、66歳くらいか。
この映画では75歳くらいに見えたけど。
お酒の飲み過ぎのせいか、80歳くらいの人の唇の動きに見えた。
ってのは、ゲーリー・オールドマンの演技、辻政弘さんのメークがすごいってことでもあるのかな。
オスマン帝国のトルコの半島を砲撃し上陸しようとして、失敗し多大の犠牲を出した。(でもオスマン帝国の方が先傷死者は多い)
首相になったチャーチルは、徹底抗戦を主張し、ダンケルクの撤退作戦(ダイナモ作戦)を成功させるわけです。
しかしチェンバレンやハリファックス(保守党からはチャーチルより首相になって欲しいと思われていた)はヒトラーと和平交渉をするべきだと反対していたし、たいへんだったみたい。
結局、労働党や世論の後押しでできたのかな。
なおプレディ・みかこさんの「労働者階級の反乱」によるとイギリスの富裕層はナチに親和的だったみたい。
う〜〜む。映画「ダンケルク」もみないといけないな。
「ゆりかごから墓場まで」の社会福祉政策は1942年(戦争中ですね)に報告が出ています。
また1945年の総選挙では冒頭に出てきた労働党のアトレーが首相になってます。
どこかで1945年にチャーチルで総選挙で敗れたのは、基本的に保守党が落ち目で労働党の人気が高まったため、と読んだな。
なお、最後に出てきたチャーチルの言葉。
「成功も失敗も終わりではない。肝心なのは続ける勇気だ。」
なるほど、「成功」と思うことでも「失敗」と思うことでも、確かにそれはある時点、瞬間のことで、人生とか世の中というもんはその後も続いていくもんな。
まあ、私はゲーリー・メジボフさんの
「我々に失敗は無い。ただ学ぶだけだ」
って言葉も大好きですが。