他人と一緒に遊べるようになるまでの流れ(自閉症スペクトラムのお子さんの場合)
1.他人と一緒に、同じ空間(同じ部屋)に「別々のことをしながら」いることができる
2.他人と一緒に、近い距離で「別々のことをしながら」いることができる
3.他人と一緒に、近い距離で「同じ物(レゴとかブロックとか)」を使って、独立して遊べる
4.他人と一緒に、「同じ物」を使ってひとつの物を作ったり、ゲームをしたりできる(やりとりが生まれる)
私がSVに行ってる事業所でスタッフさんにお願いしていること。
1.「ひとりで遊んでいる子」がいれば、それを大切にする。
2.「集団行動をさせる」ことを焦らない。
3.しかし時にはプレイルームで「遊びに誘ってみる」をする。
(1回誘って参加しなければそれ以上誘わない)
4.個別指導の時間に「スタッフと子ども2人でゲームをする」などをする
集団に放り込み、無理に集団の活動をさせても、集団活動が嫌になるだけです。
(結構、子どもだけでなく、親御さんもトラウマになっている例を散見します)
あせらず、ひとりひとりを大事にしていれば、きっといい結果が待っています。